様子見相場のその裏で・・・
為替円高でリスク回避ムードただよう全体の雰囲気を後目に、本日も東証2部指数は高値を更新。
代表銘柄のシャープ(6753)も決算前で下落トレンドに歯止めがかかってきたみたいですね。
一方で、8/1には同市場への仲間入りを果たす東芝(6502)は監査担当のPwCあらたが過去の会計処理に誤りがあり、前期の17年3月期決算に不適正意見を出す可能性があるとして反落しています。
海外機関投資家の6法人にも損害賠償請求されてますし、まだまだ苦難は続きますね。
また、本日は7/27に上場廃止となるタカタ(7312)からもIRリリースがあり、上場廃止後の取引は相対取引のみとなる旨が通知されました。
くしくも市場を大いに賑わせてきた3銘柄ですが、まさに今それぞれの転換点を迎えていると言ってよいでしょう。
どうも企業決算シーズンに入って賑わいをみせるかと思いきや、イマイチ乗り切らない相場が続いています。
為替が短期間で円高に振れてきているので警戒感が強いのかもしれませんし、むしろ日経平均は20000円を基準に攻防戦してるだけ底堅いと言えるのかもしれません。
ただそれにしても物色に広がりが見られないのが気にかかります。
市場に再びエンジンがかかるのはいつになるのか、待ち遠しい投資家の方は多いことでしょう。
連日で日米の政治問題ばかりがクローズアップされて、良いニュースは無いのかと聞かれる今日この頃、経済に目を転じれば良いニュースはたくさんあると思います。
米国では金融株の決算に続いて徐々にハイテク株の決算も発表され始めています。バイオやヘルスケア株なんかも決算で注目されていますね。
日本のハイテク株はまだまだ上値余地が残されていると思いますし、先日のナスダック急落のショックで調整した銘柄も多々ありますので狙い目だと思います。
ただ、くれぐれも決算で良い数字が期待できると言っても深追いは禁物なのが今の相場。
そういえば、上記の東芝と入れ替えで日経平均に新規採用されるセイコーエプソン(6724)が円高で水準を落としてきています。
8月1日が入れ替え日ですが、もうすぐですね。
昨年はヤマハ発動機(7272)が採用されてその後は水準を切り上げる動きが続きましたので、この時期の風物詩になるかもしれません。
【 相 場 の 格 言 】
『保ち合いのとき、慰みに商い仕掛まじきこと』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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