生産拡大、海外向け産業ロボットが好調
1.プラスチック射出成形品取出ロボットのトップメーカーで、取り出しのスピードと正確性が他社比較で強みがある同社は、特注機分野にも注力しており、自社内基幹システムを立ち上げた。18年3期会社計画は、営業利益27億円でV字回復の見込みとある。本社工場移転で、生産能力は約2倍に拡大。主力の取出ロボットは、人件費高騰により、省人化需要が高まるアジアで拡大の余地があり、同社製品の需要が盛り上がる期待度は高い。
2.売上は海外向けが過半を占める同社によると、先進国を中心に緩やかな景気回復基調が続く中、中国や新興国での経済成長の鈍化がみられたものの、それを十分補えるかたち。米国では引き続き個人消費が底堅く、雇用情勢の改善などを背景に緩やかな拡大基調が続くほか、欧州でも先行き不透明感があるものの、概ね堅調に推移している模様。世界市場を相手に堅調な業績をあげ続ける同社には今後にも期待できるだろう。
3.同社の期首、受注残は前期比で9億円増加しており、主力製品である取り出しロボットがさらなる高速、高剛性のバリューアップでの発売に乗り出している。医療関連向けの製品も開発、販売しており特注機も受注向上の傾向にあるようだ。また、本社工場の移転も完了し、営業益は復調で同社の中長期的な成長の見込みはますます明るいものになるとみている。
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