強硬姿勢がもたらす市場不安と夏相場
引きつづき米国と北朝鮮がともに強硬姿勢で対峙しておりますが、今日の市場も強弱入り乱れました。
どこまでが決算材料で、どこまでが地政学リスクを意識した動きなのか分かりづらくて仕方ありません。
おそらくこの地政学リスクと円高はセットなんだと思いますが、リスクオフでなければ昨日決算発表だった4月の【銘柄相談フェスタ】の銘柄は高値更新まで行ってたんじゃないでしょうか。
くしくも、ご推奨したタイミングは今日のような地政学リスクが大きく意識されていた時でした。
時事通信では朝鮮中央通信が、北朝鮮のミサイルは日本の上空を通過してグアム沖に発射する計画があるとしています。
一方で、米国のトランプ大統領に続いて、これまで北朝鮮への軍事介入に抑制的な姿勢を保っていたマティス国防長官が「北朝鮮が何をしても米国にはかなわず、軍拡競争や軍事衝突で負けるだろう」と乗り出してきましたので、不穏な空気がより重くなってしまいました。
今日は3連休前ですので、なおさらポジションを落としておきたい投資家も多かったと思います。
実勢以上に売られている銘柄や本来の上げ幅を縮める銘柄も多かったと思いますので、週明けに地政学リスクが収まっていることを祈るしかないのかもしれません。
また、夏は低位株やIPO銘柄の物色が強まる時期でもありますので、短期の値幅取りを狙う人は好決算でも売られたユーザーローカル(3984)や、ソウルドアウト(6553)などのリターンリバーサルを狙うのがよいかもしれません。
【 相 場 の 格 言 】
『風が吹けば桶屋が儲かる』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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