投資家の不安後退を映す為替市場
昨日までと打って変わって本日はまさにリバウンド色を強める相場展開。
朝方から為替市場のドル買い戻しが継続して、過度にリスク回避する流れが落ち着いてきました。
指数も主力株中心の買いが相場をけん引するかたちで、日経平均は一時19824円まで回復。
先週末のSQ値19825.92円まではあと一歩のところでした。
押し目は買い!の日本市場を象徴するかのような動きです。
出遅れた〜と思っている方はまだまだご安心を。
値を戻したのは主力株、とくに前回のコラムでも取り上げた銀行株の反発が大きいと言えます。
中小型株には戻しきれていない、放置されている銘柄がゴロゴロしています。
ここで気になるのは、下値不安は消えたけれどもここから先はどうなるのか?だと思います。
これも前回、前々回と相場展望を述べさせていただいておりますが、見直し買いのリスク選好地合いに向かうと思われます。
米国のVIX指数も急低下しておりますので、急速に高まりを見せた米朝の緊張状態はやや緩和したとみてよいでしょう。
つまりは地政学リスクの後退です。
今日のお昼頃には安倍首相発言で「北朝鮮は緊張状態をかつてなく高めている」との見方を示したそうですが、市場反応は限定的でした。
市場の動きとメディア報道には時間差があることを表していると言えますね。
やや見切り発車ではありますが、為替の力強い反転は下落相場を下支えし、上昇相場の追い風となることと思われます。
投資家としての嗅覚をお持ちの方は周囲が恐れている時こそ買いだと動いていると思います。
6月以降の相場で資産が痛んでいる方もいらっしゃるかと思いますので、本日から『救済企画』の【テンバガー銘柄】の募集を開始しています。
今日の東京は夕方になってお天気がドシャ降りになりましたように、市場はまるで「女心と秋の空」のようです。
突発的な地政学リスクでミサイルの雨に降られても大丈夫なように、あすなろの傘をさして市場に挑んでください。
【 相 場 の 格 言 】
『上げ基点は買い、上げの極点は売り』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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