今日明日は相場の勝負所
週明けも全体指数は小幅な値動きでのスタートとなりましたが、先週のコラムでもふれているように、今週から9月のFOMCまでは中小型株の動きがメインになるかと思います。
先週のイエレンFRB議長講演では真新しい新規材料も無く、為替市場での反応は限定的となりました。
ただし、先週までの下値不安なども一旦は後退して、投資家の動きが良くなってくると予想されますので、当然値動きの軽い株に資金が集中しやすくなるとみています。
今日明日は中小型株を中心に売買する個人投資家にとっては勝負の分かれ道と言えるところにきているかもしれません。
リスク要因を挙げたらキリがないですが、為替が円安に振れないなら内需株を徹底して物色するのも手ではないでしょうか。
今期は好業績の銘柄がたくさんありますし、利益率の高い銘柄は業績上方修正などが期待できるかと思います。
最たるものが今年前半に公開した【ゴールデンエイジ銘柄】ですが、ご参加の方や一旦利益確定された方は今一度チェックしておくとよいでしょう。
それ以外のところではインフォマート(2492)やサイバーリンクス(3683)など、市場で何度か物色の手が入っているところも再動意してくる気配があります。
また、これまで話題だった成長株が高値調整から大きく売り込まれてきましたが、本日は自律反発の動きを見せており、中長期目線での買い場になったと考えられます。
富士ソフト子会社のサイバーコム(3852)などは週足の一目均衡表で雲抜けしてきており、これまでのもみ合いを放れたら大きな上値余地がありそうな銘柄です。
この先は株価だけでなく、出来高の推移なども見ながら前回高値を抜けられるかどうかを見て買っていきたい局面です。
下からえぐって高値トライしてくるような銘柄は短期的な需給面が改善してますのでそのままの勢いで高値更新してくるケースもよく見られます。
投資家のやれやれ売りが出切った後こそが一番株価が上がるタイミングです。特にスイングトレードの方は今月入ってからの谷が深かった銘柄をあえて狙っていくのも有効かもしれません。
【 相 場 の 格 言 】
『何時にても相場は動くものぞかし、保合時も心許すな』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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