予想通りの金融政策と実体経済を評価する動き
日米の金融政策が市場の事前予想通りの発表であったことから、市場は先物主導で日経平均20500円を窺う動きを見せました。
市場も政治リスクを意識するあまり、株価バリュエーションを無視した動きが長かったので、慌てて水準訂正してきたようなかたちです。
特に本日上昇セクター上位の金融・不動産はこれまで低位に甘んじておりましたので、ようやく取引が活発になってきた印象があります。
出遅れ修正の動きはちょうど1ヶ月前の自動車セクターを見ているようで、改めて新規資金が流入してきているように思います。
4月の地政学リスクが後退した後の相場でも不動産セクターが大幅高して外国人買いの号砲が鳴り響きましたし、思い返せば昨年7月の参院選後も真っ先に資金が向かったのは不動産セクターの水準訂正でした。
主力株の動きとは別に決算良好なTHEグローバル社(3271)なども再動意してくるかもしれません。
昨日コラムの続きになりますが、仮に報道で出ている解散総選挙の実現が10月であれば、向こう1ヶ月間は強含みで推移する可能性が高くなるでしょう。
特に注目なのは、調整が一巡してくる化学や電気機器などで、セクターローテーションが進んでいくことと思われます。
代表的なところではカネカ(4118)やミマキエンジニアリング(6638)などですが、上級者はエスディーエスバイオテック(4952)やナトコ(4627)なども見ておくとよいでしょう。板は薄いので注意が必要です。
市場の動きは美人投票と言われますが、今は大口資金の流れを掴むことが明暗を分けることが多いです。
機関投資家だけでなく、個人でも何十億、何百億という資金でトレードしている方もいますし、仕手筋だって大活躍中です。
他にも海外のヘッジファンドやアルゴリズム取引でコンピュータ売買が市場を揺さぶってきます。
いろいろ立場が異なる投資家を相手にしなければならないので的を絞るのが難しいのですが、そんな時こそアナログな手法が役立ったりするものです。
四季報を見てると妙徳(6265)やヤマダC(6392)のような銘柄に出会うこともあります。
ましてやファンドの大口資金を見込んで仕込んでいく【アクティビストファンド銘柄】なども大化け要素を含んだ銘柄の一つになりそうです。
あすなろトップページで情報公開してますので、一度目を通してみてください。
【 相 場 の 格 言 】
『考えの裏が本街道』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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