北朝鮮と投資における実験の賜物〜
今週に入って強含みで推移してきた日本市場にまたしても冷や水を浴びせたのは北朝鮮の水爆実験報道でしたね。
米国のトランプ大統領じゃなくても「ミサイルや核実験以外にすることが無いのか」と憤りを感じている人は少なくないと思います。
だいぶ耐性ができてきたと言っても、ニュースが速報で飛んできた時の売り反応はコンピュータ取引の為せる業でしょうか。
毎度のことですが、デイトレーダーには辛い仕打ちですね。
その後の切り返しに期待したかったのですが、水爆実験がいつ行われるか分からないという不安感が買い手控えにつながったみたいです。
週末に実験された場合には月曜の朝が安く始まるのかもしれませんが、いずれにしても押し目を提供してくれていることには変わりません。
これは地政学リスクにさらされてきた投資における実験の賜物でもあります。
為替市場でのドル売りも50銭〜1円程度の下振れとなりましたので、以前ほどのリスクオフの動きとはなっておりませんし、特に今週は解散総選挙の報道でサプライズ急騰がもたらされて、ついていけない投資家も多かったかと思いますので逆に良かったのではないでしょうか。
大きな反応があったのはやはりマザーズ銘柄をはじめとする中小型株でしたが、ASJ(2351)をはじめ、【クラウドビッグウェーブ銘柄】などもすぐさま買われてきた動きを見ると、今後に期待する向きが強いという証明になったかと思います。
また、登場機会の多い【ヴィクトリーロード銘柄】も材料発表で強い動きが確認できましたので、次の利益確定ポイントに来るのもそう遠い話ではなさそうです。
おそらく来週はメディアでも解散総選挙の話題で持ち切りになるかと思いますが、総選挙の意義が問われて野党は徹底抗戦で臨むことでしょう。
憲法改正やカジノの話が無いとすると、また国内経済や財政問題に起因する消費増税議論などが焦点になってくるのかもしれません。
消費増税の話が盛り上がってしまうようだと経済先行きには暗い影を落とすことになるかもしれませんので、国民の皆さんは断固阻止しなければならないでしょう。
その手の話は長くなってしまうので、また明日のコラムででもふれたいと思います。
相場の世界はニュースで変わって景色が一変してしまうので、情報収集が大事になってきますよね。
銘柄の初動を見逃さないことも共通している部分があるかと思います。突っ込み買いの入った神島化学(4026)などは来週に向けて注目しておきましょう。
最後に、また地政学の話になってしまいますが、今週末は北朝鮮のミサイルや核実験などが実施されずに穏やかにお過ごしいただけることを祈っています。
【 相 場 の 格 言 】
『大上放れ、大下放れは相場につけ』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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