〜材料乱舞で活気づく中小型市場〜
企業決算も相場も下期入りする10月最初の立会は日経平均もマザーズ指数もプラスとなりました。
マザーズ指数はとくにノーベル賞発表への思惑からバイオ株が奮闘しましたので、それによる寄与も大きかったように思います。
他の株価指数と比べて、出遅れのマザーズ指数には今後も注目しておきたいですね。
本日はノーベル賞の中でも医学生理学賞の発表でしたので、明日は物理学賞、明後日は化学賞、週末には平和賞の発表があります。
今週はノーベル賞発表だけでなく、今日の日銀短観をはじめ米国の重要経済指標の発表、明日から開幕する「CEATECジャパン 2017」(〜6日まで)や金融当局者の講演など株価変動要因となりそうな材料が多く控えています。
とくに個別銘柄で注目しておきたいのは「CEATECジャパン 2017」で、昨年市場を大きく賑わせたIoTなどの利用がさまざまな分野に広がる中、今回初めて出展する大手工作機械メーカーのほか、フィンテックなどの幅広い分野のベンチャー企業に注目が集まりそうな点です。
大手企業だけでなく、注目ベンチャーのプリファード・ネットワークスと関係の深い企業や技術系の上場中小型企業にもアスカネット(2438)や石井表記(6336)などの有望株が出展ブースを設けています。
その他にもオプティム(3694)やKOA(6999)、日本カーバイド(4064)、日本航空電子(6807)、双葉電子(6986)などが目ぼしいところになります。
こうしたイベントの出展社リストは新たな投資先を探る上でも非常に良い切り口となってきますので、興味のある方はぜひ覗いてみることをオススメします。
参考までに会場案内ページをご紹介しておきますね。
file:///C:/Users/ASUNARO-K/Downloads/ceatec2017_hallmap-web.pdf
また、フィンテック分野では先週末にも金融庁から9月末時点での仮想通貨交換業者登録を果たした企業の発表がなされています。
早速動いている仮想通貨関連銘柄が多くありますので、こちらもチェックしておくとよいかと思います。
国内においては初めての認可となり、非上場のテックビューロをはじめ11社が登録を果たしたようです。
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
これによると、この他にも17社が継続審査中となっているようですので、出遅れ銘柄も多数存在していそうです。
材料目白押しでどこに的を絞っていくのか、嬉しい悩みが増えてくる今日この頃ですが、これからのどういう社会になっていくのか想像しながら投資先を選んでいくとパフォーマンスは後からついてくるようになると思います。
目先だけの値動きに惑わされず、これからきっちり評価されていく企業に狙いをつけていきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『経済には永遠の繁栄もなければ、永遠の衰退もない、これこそ資本主義の本質なのだ。』(by 是川銀蔵)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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