〜セクターローテで内需株強し〜
昨日に続きまして、GPIFが狙っているESG(環境・社会・ガバナンス)投資について掘り下げていきたいと思います。
選定指数はすでに決まっているわけですが、それが何であるかにせよ、かのファンドが運用する資金規模は莫大です。
ESG要素の考慮はもちろんですが、その選定方法の中にはESG総合型とテーマ型の組み合わせのバランスを重視したとあります。
おそらく対象指数の他の投資先を選定する際にも企業のCSR評価で選んでポジションを膨らませてくる可能性は高いと思います。
サンデンHD(6444)やアズビル(6845)の堅調さにもうかがえますが、これから買っておきたい銘柄を探したいですよね。
SCSK(9719)や日立ハイテク(8036)などになってくるのではないでしょうか。
トッパン・フォームズ(7862)もまだ動意前とみてよいでしょう。
米国市場は言わずもがなですが、東京市場も強い地合いを見せつけています。
指数の高止まりはセクターローテーションの賜物です。
またこの辺の20500円あたりでもみ合いを挟むのかもしれませんが、為替がさらにもう一段ドル高方向へ動いてくるようであれば水準を上げるかと思いますのであとは待つのみになります。
これはどこかで見た風景。そうです、昨年のトランプ・ラリーが始まった時も似たような動きでした。
昨日発表された9月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回る強い結果を示しておりますので、ここから改めて上値を意識させるものとしては北朝鮮の10月10日の朝鮮労働党創建記念日と18日の中国共産党大会に向けた水爆実験や弾道ミサイル発射強行への警戒感になります。
ショートカバーで押し上げられた日本株の行方を決めるのはここから先の上昇期待以外にはありません。
今週の動きを見てると、イベントを通過するまでは煮詰まり感が出るだろうから、早めに利益確定しておくにこしたことはないという投資家行動につながっているのだろうと推測されます。
ですので、この投資家行動が変わり始めるのが10月相場なんだと思います。
今日はこれまで強い動きだったペッパーフード(3053)もさすがに利益確定売りを浴びせられましたので、恒例のとばっちり売りが出てくるかと思いますが、そこはチャンスだと思って来週あたりから拾っていきましょう。
もちろんペッパーフードをそのまま拾うのではなくて、ジャパンベストレスキューS(2453)のようなものが対象です。
【 相 場 の 格 言 】
『この世で根気ほど万能なものはない。才能は万能ではない。才能があっても思い通りの人生を送れない人は多くいる。学問も万能ではない。学歴があってもきちんとした仕事に就いていない人も多くいる。万事に通用するのは意志と根気である。』(by 松下幸之助)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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