〜選挙戦本格化で市場も活気づく!?〜
連休明けの日本市場は懸念されていた北朝鮮の軍事挑発行動も意に介さずのような上昇で各指数ともに堅調な動きとなりました。
先週までの主力株が引っ張るというよりは、中小型株も満遍なく資金が流入して出来高も増加して申し分ないスタートを切ったように思います。
新興株は先週後半に大きく売りがかさんでいたので出直りで良しとするべきでしょうが、ここからの上値余地を考えるとリターンリバーサルも楽しみの一つになってくるのではないでしょうか。
本日は今回の衆議院選挙の公示日にあたり、選挙戦がいよいよ本格的に始まってきます。
連休中のニュースでは、小池代表率いる「希望の党」旋風に少し陰りが見えてきたような報道がなされていました。
ユリノミクスが実現可能なものであればぜひ期待したいところですが、消費増税凍結の道はなかなかに険しいものになりそうです。
希望の党のPRを担当したベクトル(6058)の株なんかも本日動いてきておりますので、ここからの躍進には要注目ではないでしょうか。
チャートは冴えないですが、SNS監視するエルテス(3967)やイー・ガーディアン(6050)も選挙の票読みで各政党から特需が発生している可能性がありますので次の決算が楽しみではないでしょうか。
また、今週は上記のベクトルやエルテスをはじめ、2月決算企業の2Q決算発表がピークを迎えます。
明日決算発表を迎える「ほっともっと」を全国展開しているプレナス(9945)もある意味、選挙の草の根活動には欠かせない味方と言えるかもしれません。
ただし、今回は8月までの決算なので特需効果は上方修正の発表などがないと次回決算へと持ち越しになるでしょうね。
目先は地政学リスクの後退による安堵感から買いが広がった可能性が高く、今週はまず値動きの良さが短期筋の投資家の注目を集めやすくなるものと思われます。
直近IPO株が目ざましい動きを見せておりますが、これらの資金がうまく回転してくるようになると中小型株全体に良い雰囲気が波及してくると思いますので、焦って見切り売りするのは控えた方がよいかもしれません。
【 相 場 の 格 言 】
『善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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