〜成長株の見直しで物色が横に広がっていく〜
海外のリスク要因から売りが先行して一時170円近くマイナスだった日経平均でしたが、プラスに戻してしまうのが10月最後の相場でした。
昨日に続いて日銀がETF買い出動したものと思われますが、それをふまえても今月2度目の出番ですので、振り返れば強い相場であったと言えます。
日銀会合も何事も無かったように通過していきましたね。
そして、中小型株はマザーズ・ジャスダックともに続伸し、中でも出遅れ修正の動きが著しいと言えるかと思います。
最近まで休んでいたリファインバース(6531)やファンデリー(3137)などのマザーズ成長株も出直ってきておりますので、改めて昨年の話題株にも目を向けてみるのがよいかと思います。
成長株の見直し買いが本格化してくると市場の物色が横に広がりやすくなってきますので、これからに対する期待は大きいことでしょう。
また、それらの観点から言いますと、春先の【加藤会員銘柄】にご参加の方にはアフターフォローメールをお送りさせていただきましたが、かの銘柄も上昇で次の段階に移って初動と思われます。
最近では仕手界隈の動きも怪しさに磨きがかかってきておりますし、エス・サイエンス(5721)や東理HD(5856)、新日本理化(4406)などホルダーでなくても個人投資家が多く参戦してそうな銘柄は監視しておくのがよいかと思います。
それは、仮に崩れてしまうと関係のない銘柄にまで波及してきてしまうのが中小型市場の悲しい性だからです。
値上がり率ランキングだけでなく、売買高ランキングや売買代金ランキングで市場のお金がどこに集まっているのか調べてみるのが自分が置かれている状況を把握するために大事になってくると思います。
私が注目する大型株のジェイテクト(6473)が1%増益の上方修正で大反発してきましたので、業績相場はしっかりと狙いを定めて初動を掴んでいきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『建玉の損益計算すべからず、利食い急がれ損は見切れず』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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