株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2017-11-25 09:00:00

加藤あきらの投資戦略室

〜相場の秘訣は自分に言い聞かせること〜

お休み中のところ失礼いたします。

週間を通して一進一退の動きとなっていますが、為替水準からみると感応度も薄まって、相対的に底堅い日本株ですね。

最近になって「投資を始めました」、「以前に大損したので止めてたけど相場が良さそうなので再開したい」などの声が聞こえるようになってきました。

世界的な株高の今、資産の大小に限らず株式投資の世界に足を踏み入れる動きは世界共通のようです。

株式投資と言っても、今まで貯金しかしたことのない人には魑魅魍魎の世界のように思うかもしれないですし、また、堅実一辺倒で生きてきた人にとっては胡散臭いギャンブル依存症が集まる鉄火場のようなイメージもあるかもしれないですね。

小泉政権の2003年あたりから政府が『貯蓄から投資へ』とスローガンを掲げているにもかかわらず、今でも少なからぬ人が「投資=ギャンブル」と考えており、低金利が極まっている現状でも「貯蓄より株式で運用する時代」と誰かに話したりするとギャンブラーだと思われてしまいます。

たしかに株式投資は元本が保証されていませんし、当たり前のように10%近く元本を割り込むことも日常茶飯事です。小型株にいたっては30%も割り込むことだって珍しい話ではありません。

リーマンショックの時は売りたくても値が付かず、一瞬にして元本が半分になるような暴落に見舞われたことは証券会社に駆け出しで入った私でも鮮明に覚えています。

そんな急落を目の当たりにすると、どこまで落ちるのか誰も分からない。いつ戻るのかも誰も分からない。そもそも、戻るのかどうかも分からない・・・そんな感覚が投資家を恐怖に陥れます。それが株式投資の世界と言えるでしょう。

そもそもリスクがあることは投資の教科書にも様々な角度から解説されており、しかもそれを体感した人にしか分からないはずなのに、株は危ないというバブル崩壊のイメージだけで毛嫌いする人が多いことは残念でなりません。

例えばですが、今回の日本株に起こっている新アベノミクス相場は日経平均が23000円台に乗せて20数年ぶりの株価水準回復となりました。ではこれを元に仮説として、どれだけ元本を割ろうが長期では必ず戻り、しかも上昇をも高い確率で期待できるとしたらどうでしょう。

株式投資を真っ先に毛嫌いする人々の中にも一定数は投資の世界に足を踏み入れてもいいと思うのではないでしょうか。ただ、その逆もまた真なりで、永遠にリスクを取れない人も一定数は存在するのかもしれません。

「株で勝つ方法」はいつの時代も変わらず、「安く買って高く売ること」です。

そんなこと分かってるよ、当たり前のこと言うな。という人に限って本当のところが分かっていない人が実に多いことには驚かされます。

株式市場に限らず、資本市場はグローバルなマネーの動きの中で、様々な変動要因、つまりはノイズによって値動きが左右されます。

株で勝てない人に共通するのは、特にこのノイズに振り回されやすい人たちと言えます。

情報収集に熱心な反面、その本質を掴めないままに買いだ売りだと繰り返しても、「安く買って高く売ること」はできないのです。

なぜなら情報が目に入る段階で本来の値段からは高くなっている場合が多く、すでに割安度や配当利回りは低下し、自分よりも先に買っている人たちの売り圧力が待ち受けていることになるからです。

あすなろの銘柄が市場で注目されるより前に、そして出来高が膨らむ前のもみ合い段階から投資していく理由はまさにそこに集約されます。

そうした意味では、【究極社長】シリーズの単発スポット銘柄はまさしく王道の投資と言えますね。

下げたら優良な銘柄を安く買えるチャンスであることに変わりはないわけで、私なんかは下がって恐怖やイラ立ちを感じる時こそ嬉々として買っていくべきタイミングだと思っています。

本来、リターンにつながるリスクというのは買いやすいところには転がっていません。むしろ買いやすい時に買えた株こそ、その後に値下がりする場合が多い気がするからです。

おそらく今週も個人投資家の売買フローは売り越しが多いのかもしれませんが、私にはなぜ日本人が自国の株に対してそんなに上がらないと思っているのか不思議でなりません。

マスコミではまたモリカケ問題を蒸し返したり、相撲協会の誰も得しないような揚げ足取りばかりやってますので、いつもどの視聴者に需要があるのだろうと思ってしまいますが、こういうのが日本人の自信の無さにつながっているのではないかと思っています。

生きていく上で、自分がいる国の政治や経済を信用できないことほど辛いことはありませんよね。

別に愛国心とか不用意に国や企業を信用し過ぎるのも危険ですが、日本人の不信感を募らせている様子は見てて可哀相に思ってしまいます。

ましてや株式投資に身を置く人たちであれば、せめて投資先の企業や日本経済の力強さなどを信じて、人がまだ見つけていない良い点を探しながら投資していただきたいのです。

日本株の強さを信じているのが外国人ではなく、日本人が表に立って相場を張るときはきっと大相場となってくるでしょう。

周りを見渡して、これまで株式投資を真っ先に毛嫌いしていた人々が俺もやってみようかなと言い始めたらきっと相場の天井です。

私たちは今まだ日経平均が22000円の安いうちに買っておくこともできますし、日経平均が30000円に乗せた後に株を始めようとしている人に高く売りつけることができるのです。

当然ながら「安く買って高く売ること」というのはそうした弱肉強食の食物連鎖のような仕組みの下で成り立っており、それが資本市場の怖さと面白さになります。

相場の秘訣は自信を持つことです。「信」は「人に言う」と書きますから、「自信」は「自分に言う」ことに他なりません。

周りの誰よりも自身が投資する企業を信じて、そして、株価の日々の上下に惑わされずにきちんと蘇る株を選んで、最後は日本経済の先行きに自信を持つこと、それ以外の日本株で成功するための戦略はあり得ません。

個人投資家の闘いは新しく参戦してくる投資家が多くなってくる、まさにこれからが激しさを増してくることになりましょう。


【 相 場 の 格 言 】
『久しく動かざりし相場が動き始めたる時はこれを売るなかれ』

それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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