〜新興市場続伸で活気づく個人投資家〜
先週末の海外株高を追い風に日経平均は高く始まったようですが、徐々に利益確定売りに押される展開となりました。
やはり物色の中心は中小型株に移ってきた節が顕著に見られるようになってきました。
上昇した銘柄にはそれなりに利益確定売りも入ってきていると思われますが、すかさず押し目を拾う投資家の動きも早く、深押しせずに高値を抜けていく銘柄が見受けられます。
こうした地合いの時は利食いをどこまで引っ張れるかのチキンレースのようになってきますが、安値切り下がりや移動平均線からの乖離率を売買の目安としていくのが常道です。
先週のコラムでは、今週からはボラティリティが上昇するという話をしましたが、同時に短期資金の移動が早くなってきますので、なんとなくの売買は尚更あとで後悔することになりかねません。
また、先週の投資主体別売買動向ではこれまでと変化がみられていて、海外勢が売りに転じ、個人が買いに転じている様子がうかがえます。
先週あたりから中小型株の物色が活発になってきているのもこの影響が現れていると言えるでしょう。
個人的には値動きの良い銘柄に短期でついていくのも良いと思いますので、日本サード・パーティ(2488)の打診買いや後場から急動意してきたテセック(6337)などに乗っていくのがよいのではないでしょうか。
私の監視銘柄の中ではアイホン(6718)も好業績で本日出来高が膨らんでいるので明日の動き出し次第では上昇トレンド回帰に期待できるかと思います。
足元で上昇を続けてきたような銘柄には利益確定売りがいつ入ってきてもおかしくないですし、各銘柄ともに25日移動平均線からのかい離はほぼありませんので、リスクとリターン両睨みしながら狙っていけます。
世間では年末商戦が好調なスタートで賑わっているようですので、株でしっかりと利益を出して年末を迎えられるように最後の最後で塩漬け株などは掴まないようにしていきたいですね。
また、本日をもって【究極ダイヤモンドプレゼント銘柄】という一大キャンペーンの募集も最終日を迎えました。
大変多くの方のご参加を賜る結果となり、年末相場をあすなろと共に闘っていただけることをとても嬉しく思っております。
中小型株の市場が上向いてきてますので次第に利益も乗ってきているかもしれませんが、こんな時こそ気を引き締めていく必要があります。
為替も少し円高気味に振れていますので、的を絞って個別物色していくのが最良の選択でしょう。外部環境に注意を払いつつ、内需銘柄中心に資金配分をバランスしていきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『善く戦う者は、これを勢いに求めて、人に責(もと)めず』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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