本日もお取り組みお疲れ様でした。

海外勢のやりたい放題で主力株は壊滅状態になりましたが、先物の動きは人間業とは思えないほどの売り浴びせでした。

下げ幅をどんどん拡大させていった背景にはもちろんアルゴリズム取引が加速させたものと思われます。

海外の他市場に比べて東証の規制が緩いので、外国人にとっては強引な力技が通用するうちに稼いでおこうというところでしょうか。

一方で中小型株は薄く広く売りが広がった印象で下げ渋りましたが、直近で上昇した銘柄を中心に利益確定売りが出た感じです。

とにかく今は売り仕掛けが収まるのを待って、SQ通過後の勢いを確認して出動です。

市場の地合いに逆行高する新電元工業（6844）のような銘柄もチェックですが、こんな日でも新高値をつけているトランコム（9058）やイメージワン（2667）などもあります。

また、市場に呼吸を合わせて調整押し目となっている銘柄も見ておきましょう。渋谷工業（6340）は決算後の出直りで昨日まで良い動きを続けてきましたが、今日はさすがに全体の地合いに引っ張られたと言えそうです。

テクノアソシエ（8249）も昨日25日線を保って上に行くそぶりを見せましたが、今日は往って来いですので仕切り直しには良いかもしれません。

問題は日経平均、TOPIXの25日線割れで日柄調整をどれくらい挟むかということになりますが、短期筋の売り仕掛けが中心とすると回復にそれほど時間はかからないかもしれないですね。

個人の信用評価損益率は改善しているようですので、来週の半ばあたりからは落ち着いて押し目買いもまた入るようになってくることでしょう。

先読み・先回り投資を志向される方は金曜日の前場あるいは後場引け前から、慎重派の方は来週明けから動けるように準備しておきましょう。

あすなろでも来週の仕込み用に【年末大感謝祭スペシャル銘柄】をご案内しております。

私のコラムをご覧いただいた方には少しだけヒントを出しておきますと、今日ストップ高になって後場の注目株で取り上げられているアイビーシー（3920）のようなイメージでしょうか。

同社のIRで投資家が殺到したように、『IoT×ブロックチェーン』はこれから新しいテーマとなって市場でもてはやされるかと思われます。

今日はまさに焼け野原のような景色に見えるかもしれませんが、焦土と化した市場に芽を出す『一輪の花』を探しませんか？


【 人 生 の 格 言 】
『どうしようもなく哀しい時は泣くしかないですよね。そんな時は泣きましょう。思いっきり泣いて泣き濡れましょう。泣き疲れたら新しい人生を生き抜きましょう。』（ソフトバンク創業者　孫正義）

それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆：加藤あきら