〜国内経済好調で要監視銘柄が急増中〜
昨日のコラムでは国内GDPの改定値を取り上げておりますが、改めて年率換算で前年比+2.5%成長という“変化”についてみておく必要があるかと思います。
日銀の黒田総裁はアベノミクス初期の2013年からずっと物価上昇率2%を目標に掲げて、執念とも呼べるような粘り強さで金融緩和政策を続けてきました。
また、先月に第4次安倍内閣が発足して、記者会見でも「結果を出していく」と表明しましたので、政府としても早速の実績と高らかに喧伝されるのではないでしょうか。
政策が引き続き前に進む期待感から外国人投資家がアクセルを踏んできたように、彼らの中にも短期・長期の狙いが様々なプレイヤーが存在しています。
中でも中長期的なキャピタルゲインを狙うファンドや年金基金などが日本株を買いだ!と判断して買ってきているという話も聞きます。
つまり、外国人投資家が日本株買いに転じたのは、日本の景気回復を確信してきたと言ってよいでしょう。
これからの景気回復の原動力となるのは企業の活力向上、個人消費の復活に違いありません。
最近では東芝や神戸製鋼所、自動車メーカーなどのネガティブニュースなどが目立ちましたが、日本のメディアが一斉に自国企業を叩いている一方で外国人投資家は未来に向けた日本への投資をせっせと行っている構図が浮かび上がります。
つまり、日本経済は輝かしい成長軌道に乗って、技術革新やデフレ脱却がさらに進み、株価はやがて“ビッグチェンジ”する可能性があるわけです。
それを信じているのが日本人よりも外国人だったと後から思い知るようでは笑い種になってしまいますね。
投資の世界にいるからこそこのような“変化”を感じ取り、そして“変化”に投資することが利益になって返ってくるのだと思います。
日経平均の週足は十字架になれば十分かと思っていましたが、きっちりと陽線を形成してきました。
日本の未来予想図は黒田総裁が掲げるインフレ目標の下、長らく続いてきた円高トレンドに歯止めがかかり、財政再建も解決に向かう道筋がつけられることを信じて描いていくのがよいでしょう。
日本には外国人がこぞって押し寄せることとなり、悲観とともに語られてきた日本の先行きは明るいものとなりそうです。
今週、これは!という銘柄を見つけましたので、少し値動きを監視しながらご紹介できるチャンスを探っておきたいと思います。
【 人 生 の 格 言 】
『失敗しても後悔しない。後悔するとしたら、挑戦しなかった時だろう。』(Amazon創業者 ジェフ・ベゾス)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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