先端技術を生み出すのはいつもこの分野
日経平均は先物に引っ張られて小幅に下落しましたが、ようやく主力株に上昇一服感が出てきたところでしょうか。
その一方で、マザーズ指数の上昇が際立っています。
最近よくコラムで話題に取り上げるバイオ株のセクター全体の盛り上がりと、仮想通貨などのテーマ関連は新興企業に多いですので、まさしく中小型株物色の流れができてきたように思います。
もちろん週末のSQに伴う仕掛けやヘッジの売り物を警戒する必要がありますが、この分ですと投資家の押し目買い意欲が売りを吸収してしまう可能性も十分にありそうです。
機関が入れてくる売りポジションに対して、この2日間の下げ渋りは目を見張るものがありますし、何と言っても金融株が堅調です。
主力株の勢いは止まったように見えても、今は新高値をとってくる銘柄が次々と登場していますので資金循環は非常に良い需給環境を生み出してくれています。
出直りで高値更新を狙ってきそうな銘柄は出来高に表れてきます。
某株式情報サイトなどに掲載される銘柄は注目度が高まると同時にそこから相場が始まる場合もありますので、情報収集も大事ですね。
また昨日のコラムで米国の「CES(家電見本市)2018」についてふれましたが、実際に出展している企業にも資金が流入しているようです。
流行りのAIではFRONTEO(2158)などですが、個人的に注目しているのはドローンで関連銘柄はイメージワン(2667)ですね。
ここが出展しているのは意外だったのですが、時価総額だけを見て侮ることはできません。
ヘルスケアや人工衛星、そして無人航空機(ドローン)の映像・画像解析サービスなどの事業を展開しているのですが、最新テクノロジーの動向で注目なのは、これからの戦争の在り方を考えれば明らかです。
北朝鮮と米国がそれぞれの軍事力を誇示していますが、人間同士が直接的に剣や矛を交えたり、銃撃したり、船で上陸作戦することはもうありませんね。
長距離ミサイルやドローンが遠隔操作でダメージを与える役割を果たすようになってますし、防衛の面でも衛星の画像解析で他国の動向を掴むのは今や常識です。
インターネットやパソコンなどが軍事用コンピュータから民生転用されたのは有名ですが、原子炉やロケット、電子レンジやトレンチコートに至るものまで、軍事技術からの応用で普及してきた逸品です。
当然ドローンの性能も軍事用に高度化する道を歩むこととなりますし、いずれは未来の輸送用機器の一角を担うことになる可能性があります。
今回のCESでお披露目された様々な製品がネット上で画像公開されていますので、日々開発にしのぎを削る企業技術の粋を感じながら銘柄探しの旅に出るのもおもしろいのではないかと思います。
【 人 生 の 格 言 】
『本当の競争相手は自分自身。他の人がどうするかはコントロールできないからね。』(米ベンチャー:
マッシャブルCEO ピート・カッシュモア )
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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