重要な指摘と極撰銘柄
米国の政策懸念もなんのその、本日は市場の落ち着きを見計らってきちんとした買いが入ってきましたね。
昨日の日経平均は高寄りした後に、24,084円→23,699円と日中値幅は385円もありましたので、例えば先物取引などをやっている方の体感的には恐怖を感じるものがあったと思います。
今の相場は高値の警戒感と闘いながらですので、心理的には案外神経質になったりしますよね。
ただ、今年の相場で勝とうと思ったらそのメンタルブロックを乗り越えなければ利益を手にできないであろうことは、年初の『相場展望<番外編>』でも書かせていただいた通りです。
今月中はサイト内右にあります「加藤あきらの投資戦略室」の過去記事が読めるバックナンバーに収めてありますので、まだご覧になっていない方はぜひお読みいただければ幸いです。
最近の相場はまさに株価が上がる、上がるから買う投資家が追随してさらに買うからもっと上がる、という構図になっています。
むしろ上がっていない株は、今後も余程の買いエネルギーを生み出す材料が無いと、厳しい展開を覚悟する必要があるということになります。
今後を占う上で、来週の日銀会合で現状の金融政策に変更があるかどうかが意識されていますが、緩和縮小の議論は出てきたばかりですので今回の波乱はないと見ています。
ここから市場との対話を通して、早くても今年の4月あるいは年後半の米大統領中間選挙が終わってからになるのではないでしょうか。
たしかに“異次元の金融緩和”と呼ばれ、異常事態にあったわけですが、急速に正常化へ舵を切ることは逆にリスクが大きくなってしまいます。
先日のコラムでブラックロックの運用資産総額が700兆円を超えたという話題を取り上げましたが、かの運用会社は2018年の展望として『重要な指摘』を出しています。
・米国景気のピークアウトは2年先
・日本は2019年秋の消費税増税まで順調な回復が続く
・資本市場は浮かれていない
・緩和的金融環境は続く
・中国の名目成長率は引き続き高水準を維持する
世界最大の運用会社の見解と並べてしまうと恐縮ですが、これは上記の『加藤の相場展望<番外編>』で述べたことと概ね一致します。
ただ、相場観というのはそれぞれで持つべきものです。
そこにはプロもアマチュアも関係なく、同じ土俵で戦っている以上、そして投資は自己責任である以上、必ず必要になってくるものです。
もしかすると、私の相場観に懐疑的な方もいらっしゃるかと思います。
でも、それでいいんです。それが当たり前なのですから。
仮に全員が全員“買い”だと思ってしまったら、売る人がいなくて買いたい人が買えなくなってしまいます。
“売り”もまた然りで、重大な悪材料などが発表されて、売りたい人が殺到してしまうと、それを買ってくれる人がいないとストップ安でなかなか約定できませんね。
先だって崩れたフジタC(3370)などが良い例だと思います。
ですから、みなさんに相場観を持っていただき、迷われた時はご相談いただければいいんです。
あすなろには心底から会員様に勝っていただきたいと考える情に厚いアナリストが揃っています。
当然、視点が局所的であったり、近視眼的であったり、このまま相場を続けると大やけどをしてしまうというような人には恐れず苦言も呈します。
よく相場は自分との戦いと言われますから、つまりは孤独との戦いでもあります。
だからこそ、そんな時に【頼りになるあすなろ投資顧問】でありたいと思うのです。
ぜひ有料ではありますが、弊社が自信を持ってお贈りする単発スポット銘柄は“助言つき”です。
今週は【ダイヤモンド富士銘柄】ですね。
是非これに参加していただきまして、銘柄の将来性はもちろん、その後のあすなろサポートにもご期待いただければと思います。
【 人 生 の 格 言 】
『そこで満足しないで、もっと上を目指すんだ。』(米スタンダード・オイル創業者 ジョン・D・ロックフェラー)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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