儲けの種は未来を創る小型株の中に
全体的には模様眺めのムードが横たわっていた1日でしたが、日銀の金融政策決定会合が明日まで続きますので致し方ないといった感じです。
日米の政治も慌ただしくなってきましたので、利益確定売りが出やすかったのでしょう。
米国では先週末に続いて政府機関の閉鎖、日本では通常国会が召集されました。
いずれも今年度、来年度の予算編成に大きく絡んできますので注目のニュースです。
市場も企業決算前で様子見ですし、大寒波の大雪で外出もできないですから、きっと自宅で国会の所信表明演説をご覧になっていたような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の常会における主な焦点は安倍首相の「働き方改革国会」との命名どおりに、その関連法案を中心にIR(統合リゾート:カジノ)実施法案の成否、その他とあわせると計64法案が議題に挙げられて審議される予定です。
また、国会改革も目玉の一つになってくるはずなのですが、与野党の質疑時間の配分見直しに関してはおそらく野党の反発が予想されます。
野党はモリカケ問題とスパコン助成金詐取問題の追及に鼻息を荒くしているようですし。
揚げ足取りが長引くようだと、あまり生産性のある議論まで発展していかない可能性もありそうです。
そして、何と言っても安倍首相が肝入りの憲法改正へ向けた動きも要注目でしょう。
こちらも“平和”に対する認識の違いなどで国民の間でも賛成・反対分かれるかと思いますが、政治はデリケートな問題なので個人的な見解は避けておきます。(笑)
日本国憲法は思想・信条の自由をうたってますので、個人個人が平和の在り方について考え、政治家には全体最適で納得の答えを導き出してほしいです。
上記を材料視して国策にからむ銘柄などを探し始めたらキリがありませんが、新興市場・中小型株市場でもマザーズ指数の高値更新したことをはじめ、総じて堅調な動きですので幅広い銘柄に恩恵が期待できることと思います。
これから大事になるのは国策に関連する銘柄の目先の動きではなく、どういう社会になるのか、国が示す未来はどうなるのかを想像しながら投資していくことが求められます。
先週末にかけて一旦沈みかけたバイオ株が出直ってきているのも良い例でしょう。
売られていた内需株も反騰してきています。
米国株同様に決算シーズン入りで日本株が躍進する時間はもう目前に迫っています。
【 人 生 の 格 言 】
『 一度も間違ったことのない人はいないだろう。いるのであれば、それは、何にも挑戦しなかった人だ。 』(米ダンキンドーナツ創業者 ウィリアム・ローゼンバーグ)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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