見落とせない材料が盛りだくさん
世界のトップリーダーがスイスのダボスで一同に会する世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)が終幕を迎えます。
トランプ米大統領の出席にスイス各地で抗議活動が展開されたり、ムニューシン米財務長官のドル安容認発言とトランプ米大統領による強いドル発言、そして米国第一主義における保護貿易化懸念が高まっていた中での突然のTPP復帰発言など、市場を大いに賑わせた(振り回した?)一大イベントとなっています。
いずれにしても為替の急激な円高進行が収束に向かってよかったですね。
それもあって主力株が息を吹き返しましたので、今日は中小型株も直近の材料株を除いて概ね小動きにとどまったのだと思います。
その中で、少し目を付けておきたいのがバイオから派生してN・フィールド(6077)、技術屋さんでは技研製作所(6289)も動意づいてきています。
また、今日あたりから3月期決算企業の3Q決算発表が本格化してまいります。
来週予定の日本ガイシ(5333)ではなくて、その子会社の双信電機(6938)あたりの変化球で狙っていくのも一案だと思います。
そして、バイオと並んで注目しておきたいセクターは半導体です。
またか!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのポテンシャルを過小評価することはできません。
昨日に情報収集していた時に目に留まったのが、仮想通貨に関するものです。
最近、消費生活センターに仮想通貨に関する苦情が相次いでいるそうです。
その数、2015年が452件、2016年が616件、そして2017年が【2071件】と飛躍的に増加しています。
おそらく仮想通貨のボラティリティに誘われて安易に手を出してしまったか、制度や市場のしくみを理解しないままに参戦してしまった、あるいは詐欺業者に騙されてしまったというものが多いのでしょう。
将来的には既存のお金のかたちを変えてしまうようなイノベーションをもたらすと考えられていますが、市場はまだまだ未整備の状態ですので、株式投資で言えば未上場株に投資するようなイメージですね。
この仮想通貨を含めデジタル通貨の取引・決済を行う新会社の設立を発表したIIJ(3774)が大幅高しましたが、今後の普及に一役買ってくれるかもしれません。
こうした動きに見られるように少しずつ取引のルールや市場の整備が進み、やがて近未来社会へ適合するようになってくるのだと思います。
そして、話を戻しますと半導体がなぜ注目なのか?
足元ではこの仮想通貨ブームに乗ろうとマイニング(採掘)に熱心な人たちが爆発的に増加しているようです。
どうやらこのマイニングにPCゲーム用の高性能グラフィックカードが非常に適しているらしく、これを買い占めるような動きが世界中で起こっているようです。
米エヌビディアや米アドバンスド・マイクロ・デバイシズのグラフィックカードは最先端ゲーム画像の高速・高精細な描画に使われていて、品切れ状態が相次いでいるようです。
当然といえば当然ですが、この世界をリードする半導体の巨人の生産・供給が追い付いていない状態なのであれば、同様の事業を手がける企業であったり、これらに素材を供給している企業であったりは恩恵を受けていることでしょう。
カードに搭載されているチップやメモリによって描画速度、解像度、3D性能などが異なりますので、このへんで競争力を持っている企業も外せないですね。
もちろん只今募集中の【ゴールデン・スパーク銘柄】も期待度大で今年の目玉に浮上してくる株とみておりますので、ぜひご参加ください。
さて、ここからは決算シーズンですから、株価の値動きで最大瞬間風速にばかり目を奪われがちになりますが、一時の感情で売買するのは火傷の元になります。
気を引き締めて来週の決算相場に挑んでまいりましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『 変革の風を前に、壁を築く者がいれば、風車を建てる者もいる 』(中国 李克強首相)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
N・フィールド(6077)
技研製作所(6289)
日本ガイシ(5333)
双信電機(6938)
インターネットイニシアティブ(3774)
執筆:加藤あきら
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