株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-02-03 09:00:00

加藤あきらの投資戦略室

先読みと情報の取捨選択から発掘できた銘柄

お休み中のところ失礼いたします。

肌を突き刺すような寒波とともに正月ムードを吹き飛ばすような市場の冷え込みですが、全体としては非常にボラタイルな相場展開になっています。

昨年は低ボラティリティ相場と言われておりましたので、この1ヶ月間でガラッと雰囲気が変わったと思います。

今年は平成最後の年で、時代も大きく移り変わろうとしている変革期です。

これまでの延長線上から一歩抜け出す兆しがあちらこちらで出てくることでしょう。

激変するのは相場も同じで、株価も高値圏にいけばいくほど当然ボラティリティは高まってきます。

世界でも日本でも政治が混迷するときは時代が変革を求めていることに他ならないことは歴史が証明しています。

以前1/20のコラムで変革期を生きた『西郷どん』や戦国時代の群雄たちの生き様を取り上げていますが、私も想いは同じです。

生死を分けた戦いではありませんが、世の中が資本主義である以上はお金に振り回されるのではなく、お金をコントロールする重要性が増しています。

株は言ってしまえば、そのお金の一部に過ぎません。

ましてや日々の株価の値動きはさらにその一部に過ぎないと言えます。

だからこそ、一歩引いたところからでないとその値動きの本質はつかむことはできないのではないかと思うのです。

「木を見て森を見ず」ということわざは【小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ】として相場格言にも採用されています。

日頃からお伝えしていますが、株式を保有したその後こそ、保有していない株の値動きなどを見る習慣が大事になってくると考えます。

相場の道は奥が深く長い道程で、その中で言えばあすなろ投資顧問も私もまだまだ道半ばでしょう。

しかし、だからこそ手を携えてお取り組みできると無用な動揺なども極力しなくて済むようになるかと思います。

最近の高ボラティリティ相場でも私が担当する期間契約の会員様はじめ、直接お話させていただいている方などは良いお取り組みができていると感じます。

例えば、アイロムG(2372)なども最初はチャートが良いかたちで推移しているのでエントリーし、上下の推移を見ながらトレンドに乗り、未来を創るiPS細胞作製のIRなどが出て上昇の裏付けを確認するわけですね。

ただこれは、投資助言者という立場になって得られる投資家様のお声や縦横無尽に張り巡らされた情報網などが指針となって、私の相場観に結びついていると実感しています。

当然ながら、その分、情報の取捨選択が重要になってくるのですが、最近また良い銘柄を発掘できました。

そんな私がお伝えできることは、株のトレードも、FXの通貨ペアが違えば値動きやリスク要因などが異なるように、銘柄ごとにクセや中に入っている株主、大口筋などの動向が異なってくるということです。

それは何千銘柄という数の決算を読み、チャートを分析してきて、出来高の変化などからようやく僅かな機微などを感じ取れるようになってきたと言えます。

あらためて運や勘はもちろん大事ですが、ファンダメンタルや将来の期待値だけでなく、足元の需給状況やテクニカルなども駆使してようやく利益がもぎ取れる世界です。

私が毎週木曜日にチェックしている東証の投資部門別売買動向では1月第4週(1/22〜1/26)も含めて海外投資家の売り越しが3週間続き、年初の爆買い以上に売りが膨らんでいます。

これはネットでは昨年9月や11月の安値をつけた時と同水準のボリュームに達しています。

つまりは、1月第2週からの売り越し基調に変化が出始める頃と推察されるのです。

節分天井といわれてきた経験則が逆転し、“節分底”となってくる可能性も出てきているわけです。

“株は安く買って高く売る”が基本ですから、将来の価値を生む金の卵(優良株)を安く売ってしまうことだけは避けたいものです。


【 人 生 の 格 言 】
『 私がバカなことをしたとき、あなたたち(バークシャー・ハサウェイ株主たち)と同様に私も苦しむので、それを慰めにしてほしい。 』(米バークシャーハサウェイCEO ウォーレン・バフェット)

それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
アイロムG(2372)

執筆:加藤あきら

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