-元IT勤務のだいもんじ的『仮想通貨への自論』(銘柄もあります)-
あすなろ投資顧問
だいもんじ恭平です。
先週は相場が全体的に苦しい展開となりました。
皆様メンタル面では大丈夫ですか?
私も個別で銘柄を保有している身ですので、投資家の方のお気持ちはよくわかっているつもりでございます。
成長すると期待して保有している銘柄が下がったときは「心が傷つきます。」
そのような心理的に不安定な際には、だいもんじコラム内の
1月14日にご紹介した【投資判断】について 大文字流〜哲学の道で原点に返る〜の記事や、
1月21日にご紹介した【-ポジションを取る際の心理面や状況に関して-】の記事、
1月28日にご紹介した【-【保有したい株】、【保有したくない株】-】の「イス取りゲーム」のお話を一度思い出してみてください。
本日の記事も、必ず読んでくださいね!笑
最後に銘柄もありますよ〜!
さて!タイトルにもあります通り、今最もホットな話題と言える仮想通貨やブロックチェーンに関連したお話をしたいと思います。
実は私、IT企業に務めていた経緯もありましてIT関連に少し強みを持っています。
(監視銘柄はIT企業ばかりです。)
厳密なお話は省かせていただきますが、ブロックチェーンがどういったものなのかを把握していただけるきっかけになればと思います。
仮想通貨で騒がれている「ブロックチェーン技術」。ニュースや新聞などで大きく取り上げられる以前から似たような技術はIT業界では実務としてすでに使われていました。
代表例が「GIT」でのバージョン管理システムと言うものです。
少しむずかしいお話ですが、
変更内容を1つのブロックという単位にまとめて、ブロックのハッシュ値を取得。
1つ進んだブロックには、前のブロックのハッシュ値を含めます。(印のようなものとイメージしてください。)
こうすると、「チェーンの途中だけ書き換えることはできず、もし書き換えようとすれば、それ以降全てのブロックを書き直す必要がある」という性質を持つことになります。
つまり「時系列で管理すること」が可能になるうえ、全ての共有データで整合性が取れると言う性質を持ちます。競合する部分に関しては必ず解決させる必要がありますし、解決させないとそのデータは更新できません。
出来たとしても、履歴が残ります。
どこでなにがおかしかったか、丸分かりになるんですよ。
これはすごいですよね。金融機関が目を付けるのもうなずけます。
これ、広義で見ればブロックチェーン技術とほとんど同じと言ってもいいと思います。
「取引履歴が改ざんできない」のもこういった性質からであると言えそうです。
なぜなら、途中でブロックの改ざんがあったとしても簡単に検出することが可能になるからです。
ただし、リスクはあります。
それは言うまでもなくハッキングです。コインチェックのニュースにもありましたが、
あくまでこれらのシステムは「人間が構築」しているものです。
この超絶複雑化されたプログラムは「解読不可」と言われていますが、それさえも超越したエンジニアが存在した場合全て解読が可能になりますし、書き換える事もできるということです。
(実際には何人もの天才エンジニアが集結したIT組織になると思います。)
解読できるということは「データの改ざんを検知するためのプログラムも書き換えることが出来る可能性がある」ということも言えるでしょう。
以上のような点から、仮想通貨にはリスクがあります。
さらに「中央機関」を通さないと言う性質上『信用リスク』も考慮する必要があると言えます。
例えば、預金保険機構に加盟している銀行ですと1金融機関につき預金者1人あたり「元本1,000万円までと破綻日までの利息等」が保護されます。
※預金保険機構HP 参照
その他、証券会社も原則として1000万円までが「日本投資者保護基金」によって補償される仕組みになっています。
※日本投資者保護基金HP 参照
上記の2つの例で言えば信用リスクの安全性は高いと言えるでしょう。
実は問題を起こしたコインチェックは補償制度は発表していましたが、未だに未試行のようなんですね。
(ビットフライヤーは補償制度があるようです。詳しくはHPで見てください。)
これ、「信用リスク」の安全度で言えば、かなり低いと言っていいでしょう。
そんなこととも知らずに、大々的な広告を見て日本人はガンガン買い込んでいます。
「ギャンブル」以外の何物でもないのでは・・・と、いつも思ってしまいます。
大きなボラティリティが魅力の1つである仮想通貨ですが、
今後仮想通貨が「実用化に近づけば近づく」ほど、「流動性が増せば増す」ほど、価格は安定し価値も落ち着いてくるでしょう。
これまでの説明を考慮して、投資されるのであれば問題ないと思います。
が、
もしなにも知らないで投資されている方は一度見直されても良いかもしれませんね!
そんなブロックチェーンのお話でしたが、
今ブロックチェーン関連で面白そうなのは、アイエックス・ナレッジ(9753)です。
金融系のブロックチェーン技術の調査研究に注力しており、人件費や販管費をこなしていけるかがキーになりそうです。
メガバンクの大型案件が一旦落ち着いたことや下方修正を出していますが、同社が関連しているブロックチェーンの市場成長率などは2021年まではしっかり成長すると見られており、まだまだウマ味は十分にありそうです。
銘柄探しの参考にしてください。
本日は、皆様が気になっていると思われるブロックチェーンの仕組みについて軽く触れさせていただきましたがいかがだったでしょうか?
今後もこういった新しい技術は日々生み出されていくと思います。そのスピードは想像もつかないほどに速いです。
今、最新の技術が表立って出ているということはもっとすごい技術の開発が進んでいると言っても過言では無いでしょう。
全てを理解できなくても、どういったものなのか把握しておくと株式投資にも役立つかもしれませんね。
それでは、よい週末を!
執筆 だいもんじ恭平
■これ重要やでっ!!
┗━━━━━━━━━
【ブロックチェーン技術】
大々的にニュース化される以前から似たような仕組みは存在していた。
【信用リスク】
商品そのものだけではなく、商品を扱う企業や組織の信頼性も考慮しよう。
【今後ブロックチェーン市場】
しっかりと市場規模は拡大する見通し。
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