株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-02-09 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

火中の“黄金”を拾いにいく

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

昨晩の米国NYダウ再びの1000ドル超下落によって、9割近くが下げる全面安商状となってしまいましたが、悪夢再来を想起した投資家の方も多かったのではないでしょうか。

本日は米長期金利、NYダウ先物、VIXだけでなく、中国の上海、香港もついに5%を超える大幅安になったので、日経平均の持ち直しに向けて余計な悩みの種が増えた格好です。

とにかく東証の空売り比率もいまだ40%超え水準が常態化していますから要注意なことには変わりがありません。オプションSQ通過してこれが40%を切ってくるようであれば次第にボラティリティも一旦収束へと向かいそうな気がします。

ちなみに米国のVIXではなく、日本の日経VI(恐怖指数)は今週に入って20%を超えてきて、2/5に20.45、2/6に31.02、2/7に30.97、2/8に28.07と高水準が続いてきました。そしてなんと、本日は36.05で最近の中では最も高い値を示しています。

ただし、波乱含みの今の相場もセリングクライマックスをすでに通過したのか、北朝鮮の軍事パレードが強行されたり、米中の大幅下げの割には底堅い値動きだったと思いませんか。

中小型株も続々と決算が発表され、相場のボラティリティ上昇とあわせて個別株物色の色合いが濃くなってきました。

つまり、ここから先は全体の流れや日経平均やマザーズ指数など各指数との連動性が薄れる、云わば“指数離れ”の現象が起きてくると思います。当然ながらNYダウや外部要因との連動性も薄れてくる可能性があります。

その背景には、こうした市場暴落の初回は全面安、今回のような2度目はあまり影響を受けない株が増加し、もし次3度目がきたら逆行高を演じるような株も多くみられるということがあり得るのです。

そうなればもう相場が底打ちしたも同然で、個別株の売りが枯れたものから順に上昇トレンドに回帰していくと考えられます。

来週で企業の決算シーズンが一巡すれば、市場は答え合わせしながら業績の良さそうなものをさらに買い乗せしていく流れになると思われます。

今はまだ先のことなど考えられないよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、先日の私のコラム内でお伝えの通り、スケジュール感を意識しながら売買のタイミングを計っていかなくてはならないと思います。

明日から3連休に入って、週明けは米国市場の値動きを今晩と、月曜の夜と、2回分織り込んでいくことになります。

2/7朝の緊急コラムで書きましたが、日本市場が織り込んでいるのはNYダウの先物が23088ドルまで下落した水準までです。休み中にここを割ってこないことを願うばかりですが、逆にここを維持できれば上記の底打ち期待が芽生えてくることもまた事実なのです。

だからこそ、この恐怖感が高まっているところで火中の栗を拾うつもりで投資したものが、よく見たら黄金だったという一種のパターンになる可能性があります。

拾うか拾わないかは人それぞれなのですが、振り返れば約半年間にわたって上昇を続けてきたわけで、昨秋以来の投資チャンスが舞い降りてきたと言えます。

不用意に買うことを推奨しているわけではございません。

こんな時だからこそ拾える『火中の“黄金”』をしっかりと拾っていただきたいのです。

そして、こんな時に開催している【加藤あきらの軍師銘柄】、この暴落は宿命だったのかと思えるタイミングでの公開です。

2月末には、この火種の1つとなった米FRB新議長パウエル氏の議会証言も控えていますから、早晩のうちに答え合わせの機会は訪れます。

今回の決算シーズンで、決算またぎを見送って現金比率を高めてきた方は是非ともご参加お待ちしております。


【 人 生 の 格 言 】
『 時機を逸することへの対策は、長期にわたって株を持ち続け、景気が悪化して株価が下がっているときには決して売らないことである。
  このルールに従っていれば、さまざまな分野に手を広げながらもコストを最小限に抑えたい「知識のない」投資家でも満足のいく結果をほぼ確実に出すことができる。 』
(米バークシャーハサウェイCEO ウォーレン・バフェット)

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
加藤あきらの軍師銘柄

執筆:加藤あきら

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