株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-02-13 09:00:00

大文字恭平の相場勘所

-3連休明けをスタートダッシュで飾る銘柄はコレだ!-

おはようございます。

先週末と月曜日のNY市場は、底堅い展開。
月曜日は主要3指数が続伸し、取引を終えました。

これまで大きく売られていたAppleやボーイングなどがそれぞれ上昇。

値ごろ感から逆張りの投資家の買いが入っているように思われます。
SQも乗り越えましたので、一旦値動きは落ち着くものと見られます。

しかし、高値水準までの戻りにはやや時間を要するものと見られます。
一番考えられる原因としては、米長期利回りの上昇圧力が後退していないと言う点です。

現在、米国は法人税減税を始めとした大規模税制改革を行っており、税収が減ることが予想されます。
資金の確保の手段として国債が増発されれば、さらに長期金利の上昇に圧力がかかると見られます。

3%台に乗せてくるようであれば、株式市場にも黄色信号が灯るかもしれません。
今後は3月に予定されているFOMCが発表する政策金利の行方に注目が集まります。

いわゆるハト派と言われてきたジャネット・イエレン氏を退任させジェローム・パウエル氏を選任した点にも注目したい所です。

というのも、トランプ氏は国内のインフレ率の上昇に加えて、対日中への貿易赤字の解消を度々指摘しています。つまり、ドル安に誘導したいと言う意図があると見られますので、年内の利上げペースは3回になる可能性が高いのです。

年内4回の利上げですと、0.25%ずつ引き上げたと仮定して現在の1.5%→2.5%となります。
そうするとインフレ率にもよりますが、実質金利はドルよりも円の方が高くなる可能性があります。
そうなれば円高ドル安の構図になりますので、貿易赤字は縮小する方向に向かいます。

ですので、パウエル氏がトランプ氏の言いなりのような形で金融政策を行ってくるのか、イエレン前議長のように金融政策を貫いてくるのかが非常に注目になります。

また米国とは対象的に日本では金融緩和を継続してるので、米長期金利の上昇は日本株に取ってはプラス材料となる可能性があります。ただし、日本のインフレ率がしっかり伸びてくることが大前提ではありますが。

そんな中で、どの銘柄を狙えば良いのか?

本日も決算発表を控えている、企業がたくさんあります。
その中でも、チェックしておきたい銘柄と狙いたい銘柄を本日もピックアップしたいと思います。


225銘柄では、大林組(1802)、鹿島(1812)など建設セクター大手が続々。
EC大手の楽天(4755)ですとか、それから広告トップの電通(4324)の業績動向にも注目したいですね。

225以外では、
飲食で、日本マクドナルドホールディングス(2702)などが注目ですね。

それから個別で注目しているのが、
不動産の情報をまとめた検索サイト、HOME'Sを運営するLIFULL(2120)。
サイト内に掲載している物件数は、業界最大を誇ります。予想ですが、昨今の好景気によりワンランク上の物件を探す人も増えているのでは無いでしょうか?

私も物件探しをするときによく利用させてもらっているのですが、すごく見やすいですし、検索機能も使いやすいです。ユーザビリティに配慮がなされていますね。

また仲介を行っている会社も選ぶことが出来ますので、借り手としては有名な不動産会社を選ぶこともできますので安心です。

それからこれまでは宅地建物取引主任者(現、宅地建物取引士)による「対面」での重要事項説明が義務とされてきましたが、オンラインシステムを用いた「非対面」での説明を認める流れにもなっています。今後も業務の効率化などで収益の増加が期待できますね。
※昨年秋に解禁されたのは賃貸借契約における借主への重要事項説明に限られる。


あとは第一カッター興業(1716)ですね。
これまで大文字コラムでもご紹介してきたとおり、切削関連の銘柄が軒並み好調な企業業績を発表してきています。道路補修工事にも関係しており、我が国の老朽化したインフラ設備を改善させる関連銘柄としても注目したいですね。


さて、NY市場が続伸と下げ止まり感を見せる中で、日本の市場でも押し目狙いの投資家の買いが入ってくる可能性がございます。

しかし、冒頭でもお伝えしたとおり今後のトレンドを判断する上で、3月のFOMCがポイントになると思われます。

そこまでは油断せずに取引を行っていきたいですね。

それでは、本日も皆さんおきばりやす〜。

執筆 だいもんじ恭平


■これ重要やでっ!!
┗━━━━━━━━━
【為替】
ドル/円 FOMCの政策金利発表までは108円付近で推移する可能性。

【株式】
NY市場は続伸。前場の戻り売り後に再びどこまで買われてくるか注目。

【経済指標】
英・生産者物価指数 18:30

【本日紹介した銘柄】
LIFULL(2120)
第一カッター興業(1716)

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