株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-02-13 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

神経質な相場だからこそ売買手法を工夫

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

3連休明けの日本市場は前日の米国株高の流れを受けて反発スタート!

連休中に黒田日銀総裁の続投決定がリークされたことも相まって、市場ではアベノミクス継続の期待感を思い返す場面でもあったのではないでしょうか。

その前から先週末に底堅さを見せていただけに投資家の期待感の高まりが感じられましたが、足元の空売り比率の高さもあって上値を抑えつけられた印象です。

朝方の上昇を主導したのは売り方の買い戻しであったと考えられ、それが一巡した後場には改めて先物と為替の両面で売り圧力が強まったと思われます。

ただし、先週のSQ清算値が21,190円11銭であった上で、先週末時点での空売り比率46.1%の内訳は価格規制ありが38.0%、価格規制なしが8.1%で「価格規制なしの空売りが増加」していることを表しています。

先週のコラム内でもお伝えしましたように、この時期はヘッジファンドの解約換金売りに伴うポジション調整が行われる時期でもありますし、3月メジャーSQに向けて先物売りと現物買い、逆に現物の空売りと先物買いの裁定が働いていることも考えられます。

裁定業者はこの間の割安、割高の指標を見ながら、わずかなスプレッドを狙ってサヤ取りしていますので、この先の展開をふまえた相場動向ではないことに留意しておく必要があるわけです。

今週に入ってもNYダウ先物を睨みながらの神経質な展開には変わりがない状況ですが、迂闊な飛びつき買いさえ我慢すれば下値を切り上げている展開ですので、これもまた時間を味方につけていくことが大事になってきます。

需給相場で両建てしている方以外は、逆に買いも我慢、売りも我慢を強いられていることと思います。

その代わりと言ってはなんですが、時間軸を長めにみた場合では、内需・外需問わずファンドのポジション調整で一様に売られていることには変わりがありません。

つまり、バリュー株もグロース株も狙っていた価格帯、もしくはそれを下回るバーゲン価格でつかむことができるとも言えるかと思います。

こういう時だからこそ、過去に材料急騰で買えなかった銘柄、その後も買いを見送ってきた銘柄を仕込むチャンスになってきます。

当然、リスク管理の意識は重要ですので、必ず試し買いを活用してください。

その上で、いつもよりも一回に買い付けるポジション量をおさえながら、さらに買い付け後は逆に動いた場合に備えた逆指値なども活用しながら、リスクを抑えていく必要がございます。

これはどの銘柄についても共通して言えるところで、本日、多大なるご支持を賜り『完売御礼』となった【加藤あきらの軍師銘柄】へのお取り組みにおいても通じます。

遅くなりましたが、この場を借りて御礼申し上げるとともに、ご参加いただいた方全員で高みにあるターゲットを目指していただきます。

また、今回は残念ながらご参加を見送られた方におかれましても、急落相場に対応したお取り組みは同じです。

相場は良くも悪くもつねに結果を突きつけてくるものですし、過去の売買を悔やんでも仕方がありません。

明日は世間でバレンタインデーが盛り上がるイベント日ですが、株式市場の外の景色は華やんでいることに変わりはないと思われます。

相場は捉え方次第で見えてくる景色が全く異なってきますので、先週とは違った景色を一緒に見にいきましょう。


【 人 生 の 格 言 】
『 自立した人が増えれば増えるほど、国全体が強くなる。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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