教科書は捨てよ
昨晩のNY時間からの先物上昇トレンドを引き継いで、良い流れのままに終わることができた1日となりました。
いつもの後場からの急落や14時過ぎからの急落を懸念していた投資家も久しぶりに安心感のある相場展開だったのではないでしょうか。
昨日公開となった『加藤あきらの軍師銘柄』、今日でだいたいの方は投資予定金額の半分程度は仕込めた頃だと思います。
あわせて本日夕方に購入者限定特典レポート「加藤あきらの売買戦略2018」も公開になっていますので、ぜひお読みいただきましてご感想や皆さんの相場観をお寄せくださると嬉しいです。
いつものコラム通りに長い長いレポートになってしまいました(笑)ので、書き出しの一部だけ抜粋します。
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今年の相場格言は「戌笑う」。
新年明けて1ヶ月が経過し「節分天井、彼岸底」などが持ち出されてくるところをみると、改めて「戌笑う」相場には懐疑的な見方が出てきているようです。
しかし、2018年の相場はまだ序盤戦です。
2018年における旧正月は『2月16日』ですので、むしろ2018年相場は明日からスタートする!?
今回のフラッシュ・クラッシュに巻き込まれたポジションを挽回する機会はこれから何度でも訪れることでしょうから、まずは落ち着いて焦らないことが第一です。
年初まもなくのこの下げ方は何やら2016年の相場に似た雰囲気を感じますが、かの年は2月が底値となり、春先には・・・
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昨年からの流れのなかにも思いあたる場面は多かったのですが、近年はことごとく投資の教科書を裏切る相場が幾度も展開されています。
米金利上昇は円安・株高要因だったはず!?
企業業績や経済指標が良好なのはポジティブ材料だったはず!?
PER13倍台で割安なはずの日本株が上がらないのはなぜ!?
騰落レシオは売られ過ぎの70ポイント台はたまた60ポイント台なのにリバウンドしないのはなぜ!?
これらはほんの一例に過ぎませんが、ほとんど教科書どおりの動きを示していないのが現実ですよね。
企業業績や経済指標の市場予想もアテにならないものがほとんどで、今年の売買戦略には大国間の思惑を含めた需給相場と業績相場の立ち回りを書かせていただきました。
ほとんどの方が当たり前と思うことかもしれませんが、教科書の中の基本(高値づかみはしないとか)は活かしながら、場面場面で応用が必要になるということです。
何度も言ってますが、“株は安く買って高く売る”ものですよね。
今日の動きなどを見ていると個人投資家の動きは極端だなと思うことがありますが、いろんな要因を探っていくと株式掲示板やSNS銘柄がきっかけになっているケースが多いようです。
これらは参考材料かもしれませんが、“株は安く買って高く売る”原則からは外れるやり方です。教科書を捨ててもいいところと絶対に捨ててはいけないところがあります。
捨ててはいけないところは原理原則で普遍の真理である部分。
捨てていいところは不確実性を伴う理論の部分です。
そもそも不確実性に投資しているわけですので、それに対する教科書はありません。
投資の教科書は今回のフラッシュ・ショックのような自分の経験の中で作り上げていくしかないのだと思います。
【 人 生 の 格 言 】
『 あなたに最初にチャンスを与える人間はあなた自身でなければならない。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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