株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-02-26 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

投資家の節目意識と監視銘柄

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

前週末の米国市場は株式も債券も買われて、高止まりしていたVIX指数も急低下してきました。

朝方は時間外のNYダウ先物も25400ドルまで続伸で日本株高を後押ししてますので、見た目以上に地合いは回復してきています。

日本の投資家は日経平均22000円を意識していると同時に、市場スケジュールも節目を意識して売買しているようです。

米株高を好感した買いも、日経寄与度の高い主力の値がさ株中心の買い方をみると、外国人投資家が買い転換してきた感じも多少は窺えます。

どうやら、注目材料となっていた米FRBパウエル議長の下院議会証言も27日に1日前倒しされたみたいですし、これによって市場の思惑を誘うかたちとなりそうですから、リスクテイカーはいち早く動き出してきてたとしてもおかしくありません。

主にディフェンシブ系のセクターが買われているので、リスクオンムードは広がりにくいのですが、裁定買いが入ってくるだけでも十分です。

足元は下値を確認している時期なので、利益確定売りが上値を抑えるのは仕方ないことです。むしろ買いの主体が増えることに期待したいところです。

そして、米金利低下を好感した動きでは米金融大手もしっかり買われているところを見ると、いま一度リスクオフに傾く流れではないと思います。

仮に、議会証言通過によりイベント待ちで様子見していた投資家はすかさず買い出動してくるでしょうし、逆に、材料出尽くしで売られることになったとしても、押し目買いに動く投資家は多いと思われます。

トレンドの変わり目というのは、いつの時点でも強いのか弱いのか分かりにくい相場の中で表れるものです。

個別株の動きの方が分かりやすいので参考までにですが、東証マザーズの駅探(3646)などは水準をあまり変えずにひっそりと出来高を増やしています。

市場全体として出来高が膨らまない状況で、下値の水準で値固めして戻り高値を更新してくるような動きが出ているのはトレンドが転換していることが窺えます。

東証2部の三社電機(6882)のような銘柄になるでしょうか。

また、今日節目の攻防戦をやったアライドテレシス(6835)や、大きなクロスをふったような一六堂(3366)などにも近々のうちに動きが出てくるかもしれませんので注目です。

目先は低位株も面白くなりそうです。なけなしの投資金を入れるほどのモノではありませんが、余裕資金の範囲内ではKEYHOLDER(4712)や日本パワーファスニング(5950)あたりもマークしておきましょう。

先週末のコラムでも書いたように、IPO株が盛り上がる=上記の市場イベント以外は手詰まり感が出ている証拠ですので、需給の整理がついた銘柄は要監視です。

テクニカル的には三角保ち合いを上放れする銘柄を中心にみておくとよさそうです。

上場後半年が経過しているクックビズ(6558)のような銘柄も押し目狙いで拾っていきたい場面です。


【 人 生 の 格 言 】
『 何ものにもあなたの行く手を邪魔させてはいけない。
  まずは両方を秤にかけてから、ネガティブに対してポジティブを圧倒的多数にしよう。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
駅探(3646)
三社電機(6882)
アライドテレシス(6835)
一六堂(3366)
KEYHOLDER(4712)
日本パワーファスニング(5950)
クックビズ(6558)

執筆:加藤あきら

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