トレーダーにとっての相場
いよいよ3月入りしてまいりましたが、スタートは昨日に続いて主力株軟調で最近の戻りを打ち消す一進一退の相場展開となっています。
グローバルなリスク資産が乱高下する流れは継続しておりますが、米国市場では「テクニカルな水準を割り込んだことにアルゴリズムが反応し、プログラムによる売りが加速」との見方が大勢を占めているようです。
いまだレンジ相場から抜け出せていない日本株においては水準感としては変わりありませんが、引き続きポジション量とメンタルのコントロールが試されているといった具合でしょう。
2月の暴落直後なので投資金額を膨らませている投資家も限定的かと思われますので、引き続き売られ過ぎているような銘柄に絞って押し目を狙っていきましょう。
さて、今年のようなボラティリティ相場を戦うにあたって、当コラムでは熟練者には当たり前のような市場心理についていろいろ語ってまいりました。
ここで相場に携わる人たちから名著とされている一冊をご紹介しておきますので、お時間があるような時にでも読んでみてください。
というより、今の市場出来高の薄さをみると積極的に参加している投資家は限定的と思われますので、たぶん時間が余っているはずです。(笑)
マーク・ダグラス著の『ゾーン-相場心理学入門-』というものなのですが、トレーダーとして有名になっている方は大体が触っている本です。
その中の一節を簡単にご紹介させていただくと、
「もしトレードでの経験を、恐怖から自信へと変えたいのであれば、そして自分の損益曲線を不規則な形から、堅調な右肩上がりへと変えたいのであれば、まずは責任を取り、マーケットが何かをしてくれるとか、何かをすべきだとか期待するのをやめなければならない」
とあります。
これは「勝者の心構え」ともいうべきもので、昨日のコラムでも書いてますように相場に必勝法はありませんので、コントロールできるのは自分のメンタルやポジションだけです。
足元の相場は、むしろこれまでの経験や積み重ねてきた相場との向き合い方が試されている局面ですので、トレーダーである以上これを楽しむくらいの気概がほしいところです。
波乱のメジャーSQ通過後に華々しい利益をあげていくためにも、ポジションには余裕をもたせるなど空けておきながら、いざという時にすぐに動ける態勢を整えておきましょう。
本日は朝方に昨年公開の【究極キングダム社長銘柄】アフターフォローが配信されましたが、年度末が近づくにつれて企業の資本政策発表も相次いでいます。
新たに株価上昇のカタリストが出てくるこの時期ですから、最近のIR発表にも目を配っておきましょう。
昨年末に1:10の株式分割を発表していたSAMURAI(4764)もその名の如く日本株の意地を見せつけてくれるかもしれません。
当然、私も創業祭に向かって先日公開している【加藤あきらの軍師銘柄】も本腰を入れていきたいと思いますので、ご参加者様含めあすなろ会員の皆さまは前だけを見据えて取り組んでいってほしいと思います。
【 人 生 の 格 言 】
『 成功の秘密などないと思っているが、自分にとってうまくいく方程式は誰もが持っておくべきだろう。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
【究極キングダム社長銘柄】
SAMURAI(4764)
【加藤あきらの軍師銘柄】
執筆:加藤あきら
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