-ボラの高い銘柄を攻める-
あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。
先週末のNY市場は様子見の展開。
NYダウはここ数日と比べると下落幅を縮める形となっています。
S&P指数とナスダック総合指数は反発。
恐らく、逆張りを狙った個人投資家の買いが入っているものと思われます。
最近では、トランプ大統領による関税の問題が浮上してきています。
EU(欧州連合)や中国は、すでに米国の関税を課す方針に報復処置を取る姿勢を見せています。
これに対して、トランプ氏は「報復処置を取るのであれば、欧州の自動車への税で対応する。」と言った発言も出ています。
貿易戦争を懸念して、もう少し売られると見ていましたが意外と、底堅い展開となりました。
一見、米国の企業が儲かるようにも見られますが実際には自動車メーカーなど多くの企業から「世界での競争力」が失われると懸念されています。
物価上昇により、一時的には国内のインフレ率を上昇させることになるかもしれません。
物価上昇圧力を、FRBが今後どのように抑制していくか注目です。特に今月の20〜21日に控えているFOMCの政策金利発表時のパウエル氏の発言等には注目しておくべきでしょう。
さて、本日の日本の株式市場ですが米国の出方を見てからの動きになると思われますので、本日は横ばいの動きになると思われます。
日経平均は直近安値の、2月14日に付けた20,950円が1つの目安となっていましたが先週末は21,088円で下げ止まりました。日銀によるETF買いや個人投資家の押し目買いとみられる買いによって支えられる展開となりました。
トレンドとしては、重要なタイミングと思われますのでむやみにポジションを取るのだけは避けておきたい所です。
今週の攻防を見てからでも、十分に間に合うレベルだと思われます。
個別銘柄では、シーズメン(3083)が連日の急騰劇。
実際の所、同社は業績も悪く正直申しますと中身はあまりない印象です。
しかし先週からの不安定な地合いではこういった投機的でボラティリティの高い銘柄で勝負する事もたまには必要となります。
当然ですが、成長株と異なり投機的な銘柄の場合は急落のリスクがありますので、より一層「頭と尻尾はくれてやれ」が重要になってきます。
今週はメジャーSQへの仕掛けが入る可能性もあります。
引き続き、急な価格変動に注意しお取組みいただければと思います。
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執筆 だいもんじ恭平
■これ重要やでっ!!
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【為替】
105〜107円で推移する展開。引き続き急激な円高に注意。100円付近までの円高可能性は十分にあり。
【株式】
NY市場は横ばいの展開も、急激な価格変動に注意。
【経済指標】
なし
【紹介銘柄】
なし。
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