需給面の改善から一段高候補に浮上した銘柄
8日付で実施する1から2の株式分割後も株主優待制度(優待品はクオカード一律3000円分)の継続を発表、株主還元を期待した買いが向かっている模様。加えて、今期末時点の株主を対象とした市場変更記念優待の実施も匂わせたことで人気が加速したとみられる。株価は窓を開けて上昇し、直近高値であった1239円も上抜け。引き続き上値を追う展開になるか要注目。
テイカ(4027)
同社は酸化チタンとその機能性材料を手掛けており、自動車や住宅、化粧品向けなどで世界的な需要拡大の恩恵を享受している。今期は売上高で2桁伸長を見込んでおり、増収効果で利益面も連続増益が濃厚となっている。株価は25日移動平均線下方で揉み合いを経てきたが、本日これを上抜ける動きが出てきた。このままの勢いで直近の戻り高値2828円を上抜ければ、下値圏での保ち合い放れから上昇ピッチを早めてくる可能性もありそう。
北越紀州製紙(3865)
本日、「菓子箱などに使う白板紙の価格を4月1日出荷分から1キロ10円(9%)以上引き上げる」と某紙で報じられており、採算改善を期待して買い材料視されているようだ。株価は前場段階で比較的大きな陽線を形成しており、先月末からの下落を否定する形となっている。この陽線をきっかけに需給面が改善し、再び上昇トレンドへ回帰できるか注目しておきたい。
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