株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-03-08 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

何より重要な時間とエネルギー

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

昨晩の米国市場は「コーン・ショック」の余波もどこ吹く風といった様子で、乱高下しながらもNYダウはわずか▲0.33%の下落、ナスダックに至っては続伸で+0.33%のほぼ高値引けでした。

北朝鮮のミサイル発射報道でなくとも、日本市場を狙い定めたかのようなニュース時間に憤りを感じている方も私だけではないでしょう。

1日経過して、市場の動揺も落ち着いたように見えますが、明日はかねてより注目されているメジャーSQ、日銀金融政策決定会合、米雇用統計と重要日程が目白押しです。

ここから先の展開として、主力株中心でいくか、値動きの軽い中小型株中心でいくか悩ましいところですが、個人的な見方として主力どころはまだ動きが鈍いだろうと考えています。

やはり市場の方向性を探る上で重要になるのは銀行株の動きですので、これが低迷している間は上昇しても一過性のものとなりがちです。

いつの相場でも上昇トレンドを形成する時には銀行株の上昇が欠かせないのです。

目先では各主要国の金融政策決定会合が相次いでまいりますが、ECBの資産縮小計画の確認、日銀の金融緩和姿勢継続の確認、FRBの利上げペース確認と市場の織り込みと齟齬が無いのか、手探り状況を余儀なくされます。

今回のトランプ政権の通商政策リスクはそれほど尾を引くものではありませんし、そもそも米国の消費が活発で輸入量が増えているから貿易赤字が膨らんでいるという側面もありますよね。

つまり、景気がすこぶる良いという背景があって、やはりこれらも反映した金融政策の方向性がカギを握っているでしょう。

ゆえにこの不透明感が払拭されないうちは銀行株の上値が抑えられ、為替の円高寄りも解消に向かいづらいと考えられます。

そこで、全体市場に引っ張られにくい中小型株を選好する動きが活発化するだろうとみているわけです。

ここ最近で底堅い動きが続いている人材系からはインソース(6200)、ナスダックの追い風もあって強気の半導体からは芝浦メカ(6590)、物色人気が再燃しているAI関連からはエイジア(2352)などそれぞれのテーマで買われてくるものも出てくるでしょう。

いわゆる指数放れする傾向のありそうな銘柄を狙い打ちして一本釣りしていく戦略が有効になってくると思います。

あすなろでも今週の単発スポット銘柄は【スーパークラウドバズーカ銘柄】のその名が示すように『クラウド関連』に類するものとなっています。

今やインターネット無しでは日本社会が抱える課題を克服することは考えられない時代であり、株式市場でも社会に必要とされていない企業には誰も期待せず、指数放れも望んでいるのとは逆方向に下落していってしまう可能性があります。

よって、市場が不透明な先行きに揺れている時だからこそ、企業が目指している未来を一緒に共感できるような投資先が有望で、我々に自信をもたらしてくれるはずなのです。

2月の市場暴落前に手放した銘柄でもすでに自分の売値を超えてきている銘柄も出てくる頃だと思います。

暴落に巻き込まれなくて良かったと思う反面、将来有望だと思って買った銘柄ですから、逆境を跳ね返して自分が考えていた上値以上に上昇していくことなど市場では日常茶飯事です。

それを避けるために売買を手控えている時の再確認が必要になるのです。

動かないから暇だ、下がっているから見たくない、上がっているから安心ではありません。

動かない時こそよく調べる、下がっている時こそよく見る、上がっている時こそ余計に需給に気を払う、投資ですべきことはそれ以上でもそれ以下でもありません。

不用意に売買を繰り返すのだけが投資家ではありませんから、まずは時間を有効に使うことに意識を向けて、時間投資の効率を向上させていきましょう。


【 人 生 の 格 言 】
『 私はかねてから、問題の裏を掘り下げることに時間とエネルギーを注ぎ、他の誰も思いつかないような妙案を見つけるのを楽しんできた。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
インソース(6200)
芝浦メカトロニクス(6590)
エイジア(2352)
【スーパークラウドバズーカ銘柄】

執筆:加藤あきら

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