モリカケ問題の裏側と相場の実態
日米ともに政治がてんやわんやしてマスコミは大忙しのようですが、市場は上がっても下がっても薄商いが続いてますね。
政治も相場も水物ですから、印象操作によって大きく揺さぶられてしまうのですが、一方的に発信されるニュースを真に受けるだけでなく、本質的な価値を見抜きながら情報の取捨選択をしていきたいですね。
あまり話題性はないかもしれませんが、気に留めておきたいのが現在開かれている春闘で、トヨタをはじめとしたベア実施、ならびに女性、シニア、非正規など幅広い労働者の環境に変化が起こるか注目です。
特に市場では、労働人口の減少で慢性的な人手不足に喘ぐ実態とそれの解決に向けた働き方改革の動向を注視しています。
米国はじめ先進各国における金利動向や雇用環境などのインフレ関連指標にも直結してくる問題なだけに、実態経済を把握する上でも重要なニュースだと言えます。
また、労働環境の変化というキーワードでみると、金融業界にとっては如実に表れはじめていて、その最たるものがトレーディング業務でAIが人間に取って代わる実態があることではないでしょうか。
また、先般は銀行員の大量人員削減計画も話題となりました。
ちなみに直近のブルームバーグの記事によると、AIのトレーディング実績ではまだ生身の裁量トレーダーに適わず、2月の株式急落では過去最悪の損失を被ったとあります。(詳しくはこちら:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-13/P5IHO86S972901)
むしろ市場の大幅調整は「先月のマイナス7.3%という前代未聞の損失を考えれば、AIファンドがリスク解消を余儀なくされ、2月の調整で大きな役割を果たした可能性が高いとわれわれは理解している」と指摘しているJPモルガン・チェースのストラテジストの見解を掲載しています。
確かにもっともらしいですが、これがAIファンドの暴走だったのか、あるいは意図的に調整させたかったオトナの事情が存在したのかは迷宮入りです。
今テレビでしきりに報道されているモリカケ問題の裏側もおそらくは迷宮入りです。
仮に国民が知ったところで得るものは何も無いと思われますし、報道の実態を紐解いていくと文書の改ざん内容が政権転覆に直結するものとは到底思えません。
つまり、相場もモリカケも過去の終わった実態を掴むところに未来につながる価値はありません。
そして、いつまでも相場の世界で政治の議論を繰り広げるのもまた滑稽な話なので、私たちは相場の本質だけを突き詰めていきましょう。
今日の相場も終わってみれば、日経平均などの指数下落に対して見かけほど悪いものではありませんでしたし、むしろ個人投資家にとっては政治問題の重しさえなければ動きやすかった日だったかもしれません。
当然値動きの良い銘柄は上に下にと激しいですが短期的な値幅は出てますので、まさしくデイトレーダー向きの相場と言えましょう。
ただし、いついかなる時も自分のやり方を貫ける人が最後には勝ちやすいということを肝に銘じておく必要があります。
くれぐれも隣の芝生が青く見えると根無し草のようなトレードを繰り返すと、火遊びが思わぬ大火傷につながる可能性はありますので、注意して取り組んでまいりましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『 毎日を「自分の将来のために大切な一日」、「生きているというだけで特別な日」だと考えれば、どれだけ生産的でエネルギッシュになれるか驚くことだろう。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
無料新着記事
-
株価100倍候補銘柄あります!
アナリスト木村の銘柄研究部
(2024/11/28 17:00)
-
買収観測の住信SBI(7163)が急騰S高!+18.93%UP!
あすなろレポート〈夜版〉
(2024/11/28 17:00)
-
新たなデータセンター関連銘柄など3選
後場の注目株
(2024/11/28 11:30)
-
トランプの【次の銘柄】を予言いたそう
女株将軍アスナの「我に続け」
(2024/11/28 11:15)
-
[3銘柄アリ]世界が荒れ株価はどうなる?
株ドクターマサトの投資家診療所
(2024/11/28 10:00)