需給改善で好業績株が脚光を浴びる
インターネットでの市場調査を行うリサーチ事業を主力として、ITソリューション事業も手掛けるネットリサーチ会社。事業拡大でスマホアプリ開発・webサイト構築までwebサービスのトータルサポートを行っている。
リサーチ事業は、調査依頼に沿ってアンケートプログラムを作成し、登録モニターである回答者に依頼し、ネットを通じて回答を収集、調査結果を大手市場調査会社や広告代理店などを中心とする顧客に納品する。ネットだけにとどまらず、会場に一同に集客して実施する調査などのオフラインでも事業を拡大させている。
国内事業については、文字通りの働き方改革を進め、時間管理の徹底・生産性の向上を目指している。海外リサーチ事業については、英国における大型案件の受注獲得も寄与して売上高が前年同期を大きく上回っている。リサーチ事業全体としても堅調に推移していると言えよう。なお、同社は3月27日付けで東証1部へ市場変更も果たしている。
チャート面では、昨年11月の決算発表による急落後、戻り歩調にある。移動平均線は25日線だけでなく75日線も徐々に上向きつつある状況。また、5日線・25日線がゴールデンクロスを形成していることから、需給環境は改善してきているようで、2月26日の高値638円を上抜ければ上昇にも弾みがついてくると思われる。
【 同社担当者に今後の見通しや決算内容について聞いてみた! 】
同社は創業以来14期連続増収となり、継続的に事業規模を拡大している。今期においては大型案件を獲得した海外リサーチ事業が売上を牽引し、ITソリューション・その他の事業も堅調に成長しているそうだ。とりわけ海外リサーチ事業では、Kadence社で受注した大型案件が通期に渡って売上や利益に寄与している模様。
目下、対処するべき課題としてはネットリサーチ市場の成長に伴い、技術や業界基準の変化、ユーザーニーズの多様化や、競合他社との競争激化があげられる。これらの課題を解決するためにも優秀な人材の確保や育成が急務であり、働き方改革を進めているのもその一環とのこと。新卒・キャリア問わず優秀な人材を囲い込み、スキルアップにより将来を担う人材への育成がカギになりそうだ。
クロス・マーケティンググループ(3675) [東証1部]
株価:596円
業種:情報・通信
単元株数:100株
PER:19.41倍
PBR: 3.35倍
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