株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-04-02 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

わかりやすいチャンスを逃さないために

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

新年度入りのご祝儀ムードもあってか前場は勢いよく上昇していましたが、なんと売買高は年初来最低を記録し、完全にムードだけだったようで安値引けとなりました。

やはり直近IPO株や材料株などの値動きの軽い銘柄に資金が集中しているせいでしょうか。

中小型株はいつもと変わらぬ様子で、上昇下落はまちまちで前場も乗り切れなかった一方で、後場も下げ渋って底堅い展開だったと言えます。

先週上昇していた銘柄はしっかり利食いに押され、下落が目立っていた銘柄には押し目買いが入ってきていたように見えます。

中でも、業績期待の大きい銘柄にはより資金流入が顕著に表れてきたようで、ハイアス&カンパニー(6192)やRSテクノロジーズ(3445)はその最たるものではないでしょうか。

また違った角度から市場をみるとJASDAQ市場の強さが際立っているのも特徴的で、2017年度の各指数パフォーマンスを比較した場合においてもジャスダック指数が最も高い上昇率となった流れが継続しているものとみられます。

そして、なんといっても新年度入りで絶対外せないのが、当コラムにおいても度々指摘してきたHFT取引(超高速取引)事業者の登録制が導入されたことです。

これまで株価の激しい値動きは超高速取引の拡大が背景にあったとみられており、取引所としては取引量増加で市場が活性化しているように見えた一方、株価の乱高下で餌食になった個人投資家の多さは問題視されるべきレベルに達しておりました。

これは推測ですが、本日が今年最低の売買高を記録した最も大きな要因はこの点にあったと考えられ、今後においてもしばらくの間はHFT取引事業者も規制動向を様子見することになるのではないかと思われます。

これによって価格形成の公平性が増すというわけでは決して無いのですが、ひとまずは市場の仕組みがどのように変わっているのか、注文や板の状況に大きな変化はないかを確認しながら徐々に慣れていくのがよさそうです。

おそらく兆候はみえてきましたが、業績相場への移行が本格化するのはまだ1〜2週間程度の猶予はあるかと思います。

つまり、それまでに仕込むべき株をしっかり仕込んでおく時期と言えますので、後でルール変更に気づいて勝ち切れなかったということがないように、キッチリ準備を整えていくことに集中してまいりましょう。

目の前のわかりやすいチャンスは見逃さず、いつもより少しだけ勇気を上乗せして取り組むと良い結果につながると思います。


【 人 生 の 格 言 】
『 大きな時代には大きなビジョンが必要。大きなビジョンには大きな知恵が必要。 』
(第5代中国共産党中央委員会総書記 習近平)

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
ハイアス&カンパニー(6192)
RSテクノロジーズ(3445)

執筆:加藤あきら

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