市場センチメント回復で本格的な戻りを待つ春
昨晩の米国市場が特に激しい上下運動で500ドル安の後に700ドルの反発となっており、まさしく米中の貿易戦争をめぐっての市場の動揺が極限に達したと言ってもよいのではないでしょうか。
大幅安スタートとなった米国市場は寄付の段階で、ロス商務長官から一連の貿易問題に関して交渉する準備があることが伝わり、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長が対中通商措置は「貿易戦争ではなく交渉」と述べており、米中が落としどころを探るスタンスに安心感が広がったようです。
それに続いて、トランプ米大統領自身も「中国と貿易戦争しているわけではない」と重ねて言及していますので、今回の事例もトランプ流のビジネスマンらしい政治の向き合い方と理解しておけばよいでしょう。
市場は日米ともに乱高下していますが、連日の薄商いで市場に厚みが無いから投機ポジションに振り回されることになっています。
よって、現在の株価の値動きは、市場で取引している投資家が少ないことからも実勢を反映していないと言えますし、ましてや将来を見ながらの投資判断がなされてつけている株価ではないことを改めて認識しておく必要があります。
貿易戦争がらみの話はまだまだ尾を引く可能性はありますが、市場の過剰反応は徐々に落ち着いてくるものと思われます。
今週は貿易戦争一色のニュースの裏で、米国の雇用統計はじめ重要な経済指標の発表が相次いでおり、週末にはまたパウエルFRB議長の講演が控えています。
今日は日経平均も25日移動平均線を上抜け、中国・香港が休場で波乱も少なかったと言えますが、油断は大敵です。
神経質な相場展開の中で『今週、来週は買い場』と申してはおりますが、上値ではなく下値を狙っていきましょう。
これだけ売られた後なわけですから、株価が実勢以上に売られている銘柄は数多くあると思います。
足元でどんどん上昇している銘柄でなくとも今後大化けしてくるような銘柄はありますので、市場をひろく見渡してみるのもよいでしょう。
銘柄の選定は悩みどころかと思いますが、あすなろではまさしく来週に満を持して【桜花爛漫テンバガー銘柄】の公開に踏み切りますので、ぜひご期待の上お待ちいただければと思います。
直近の当コラムの紹介銘柄などで利益を獲れた方はぜひとも参加をご検討ください。
ポジションさえコントロールできれば上昇相場であろうとも下落相場であろうともしっかりと利益を狙っていくことができると思います。
【 人 生 の 格 言 】
『 あなたのカゴに何が起ろうと、 自分でコントロールできるならばカゴの中に卵を入れて持ち歩くことは、決して間違っていない。 』(テスラ・モーターズCEO イーロン・マスク)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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