お休み中のところ失礼いたします。

今週も上下にうねりの大きい相場展開でしたが、下値は切り上げてきてますので幾分かは心理的なストレスも和らいできているかもしれません。

市場センチメントは回復していても取引量を見る限りではまだまだ低水準で、新年度入りと逸っていた気持ちがどこへいったのか夏枯れのような市場動向になっています。

米国市場でも投資家の恐怖と欲望を示すFear＆Greed指数は1週間前の8ポイントからやや改善したものの、いまだ10ポイント近くで、2015年以来の低水準まで低下しています。

これは0-100の数値で示されるものですので、今の状況がいかに欲望を恐怖が上回っているのかが如実に表れたものと言えます。

では、2月のVIXショック以来、だいぶ見慣れたVIX（恐怖）指数はどうかというと、木曜日引け時点で日経VIは21.63ポイント、欧州VSTOXXで16.90ポイント、米国VIXで18.94となっており、日本だけはやや高い水準が続いていますが、いずれも徐々に低下傾向を辿っています。

冴えない動きが続いてきた日本株にも春の訪れは遠からずやってくる頃合いと思われます。

一方で、世間では春の入学シーズンを迎え、街中ではフレッシャーズが新しいスーツに身を包んで通勤に向かう様子が目立つようになりました。

学生の春休みもそろそろ終盤に入っており、駆け込みでディズニーランドに行く人たちも多そうです。

最近の相場動向を見ると、日経の指数寄与度が高いファーストリテイリング（9983）などが話題となっていますが、案外消費者の身近にあるものを事業としている企業の株が堅調で、オリエンタルランド（4661）もそうですし、新生活のスタートや引っ越しの時期でニトリHD（9843）なども上昇トレンドが続いています。

生活用品のピジョン（7956）やドラッグストア運営のマツモトキヨシHD（3088）などもいち早く立ち直り、堅調な動きとなっていることが分かります。

何も今すぐこれらを買わなくてはならないということではありませんが、市場物色の矛先がそれら内需にシフトしているということはおさえておく必要があります。

先だってメジャーに旅立った大谷翔平選手の活躍も目覚ましいですが、彼が所属していた日本ハム（2282）はじめ食料品株などにも出直りの動きが出始めています。

企業の成長性という観点からこれまでの大きな投資軸は変わらないという方もいらっしゃると思いますし、市場のブームに合わせてスタンスを変えたいという方もいらっしゃることでしょう。

世界全体を巻き込んだ貿易戦争でどうも市場の先行きが見通しにくいということであれば、自分の生活に身近なところの企業にも目を向けておくのもよいかもしれません。

居酒屋が好きな方なら一六堂（3366）やDDホールディングス（3073）、いやいや高級レストランが好きなのという方もひらまつ（2764）などもあります。

どうしてもTVのニュースをみていると、国内の政治状況や海外の貿易戦争などネガティブなものばかりがクローズアップされていて、身の回りの生活環境などについて取り上げられることは少ないですよね。

であればこそ、グルメ番組などを見た時にそれと近い企業を調べてみたり、外出した時に目にとまった企業を調べてみたりすると投資の切り口が見つけられることと思います。

これまで世界経済を引っ張ってきた米国市場で、けん引役だったテクノロジー株が崩れたので市場の動揺が大きくなりましたが、視点を変えればその分しっかりとした動きの企業もあります。

市場の緊張状態が長引いていることで根気比べのようになっておりますが、来週もまた新社会人に負けないようにフレッシュな気持ちで市場に立ち向かってまいりましょう。

私の田舎の東北地方ではこれから桜が満開の春を迎えるそうです。

待ちわびた投資家の皆様、あすなろの【桜花爛漫テンバガー銘柄】でいま、再びの春の訪れを感じていただきたいといつにも増して分析に分析を重ねてきた銘柄をどうぞお受けとりください。


【 人 生 の 格 言 】
『　目標がどこにあって何をすべきなのか？そのことが分かれば、人々はもっとよく働くはず。
　　みんなが朝から働いて仕事を楽しむようになるのでは？　』
（テスラ・モーターズCEO　イーロン・マスク）

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
一六堂（3366）
DDホールディングス（3073）
ひらまつ（2764）
【桜花爛漫テンバガー銘柄】

執筆：加藤あきら