株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-04-11 09:00:00

大文字恭平の相場勘所

-True or False?-

おはようございます。

あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。

先週末のNY市場からです。

ダウ指数   +428.90ドル
NASDAQ指数  +143.957ポイント
S&P500    +43.71ポイント

欧州主要指数は軒並み続伸。新興国の主要指数も軒並み強い上昇。NY市場も主要3指数が大幅に続騰。中国の習近平国家主席が貿易障壁を和らげる以降の発言をしており、米中貿易摩擦懸念が大きく後退したとの見方から市場では好感視されました。ダウ30種銘柄の内NIKE(NKE)を除く29銘柄が上昇。Boeing(BA)、Caterpillar(CAT)など景気敏感株に押し目買いの動き。昨日しっかりの動きを見せたInter(INTC)、Cisco Systems(CSCO)、IBM(IBM)、Apple(AAPL)などコンピューター関連も続騰で強い買いが向かいました。

コンピュータ関連の上昇要因として考えられるのが、昨日、注目されていたFacebook(FB)CEOのマーク・ザッカーバーグ氏の議会証言に先立ち声明文を発表したことと見て良いでしょう。

↓↓下記に声明文の一部を抜粋しました。

※一部のみを抜粋しています。
出典元 下院エネルギー・商業委員会HP:https://energycommerce.house.gov/hearings/facebook-transparency-use-consumer-data/

・2016年以来、国家が外国の選挙を妨害するのを防ぐために技術を改良し、より一般的な偽のアカウントを削除する高度なAIツールを構築しました。


・セキュリティへの投資を大幅に増やします。
私たちは今、セキュリティやコンテンツ見直しに取り組んで約15,000人を持っていす。今年末までには2万人以上になるでしょう

・私たちが行っている他の投資に加えて、今後も収益性に大きな影響を及ぼすように、私たちのチームにセキュリティに多大な投資をするよう指示しました。しかし私たちの利益を最大化するよりもコミュニティを守ることが重要であるということを、私たちの優先事項について明確にしたい。

・今後は、政治や広告の掲載を希望するすべての広告主様を承認する必要があります。認可を受けるには、広告主様の身元と場所を確認する必要があります。合格しなかった広告主は、政治や広告の掲載を禁止されます。また、ラベルを付けて広告主様にお支払いしていただく必要があります。私たちはこれを米国で開始し、今後数ヶ月で世界の他の地域に拡大していきます。

-一部抜粋終了-


上記のような声明文の発表を受け、Facebook(FB)は4%強の上昇。全体的にセキュリティ強化に関して重点が置かれた内容になっています。その他にも、現在直面している問題に関しては早急に対応できるほど洗練された部隊が整っているといった類も書かれています。その他、Facebookを通じて災害時など多くの人々を助けることにも貢献してきたと説明しています。

つまり、本質的にはFacebook自体が情報流出の問題を起こしたと言うよりはFacebookのセキュリティが甘かったと言う見方が正しいと言えそうですね。これに関しては謝罪するような文章になっています。また、自己の利益よりも社会貢献を優先したいと言った発言などもあり好感視されている模様です。

【これまでのニュースは真実か嘘か。-True or False?-】
私が声明文を見た印象としては、今後の米国株式の方向感をある程度定める重要な内容であったな、と言う印象です。これまでは日本の報道機関も、ネット上の情報も、一部の部分だけをつまんで大々的に批判的な報道を出し、売り仕掛けを助長していたと考える事が出来ます。これは我々の意見としては、「無知」以外の何物でもないと感じます。正しい情報は自身で見つけ出し、咀嚼し判断する事が重要です。たとえ間違っていたとしても。報道こそ思想が絡んでいるということをしっかり意識していただければ幸いです。特に投資は自己責任の世界です。

さて、少し話がそれてしまいましたがこれまで説明した内容をまとめますと、2〜3月頃から厳しく売られていたハイテク株に安心買いが継続する可能性があります。そうなった場合、それはすなわち投資家のセンチメントの回復を意味しているとも言えます。

日本市場も恩恵を受ける可能性が高いです。情報通信関連を筆頭に全体的に大きく買われる展開になると見られます。特に、情報セキュリティ関連の銘柄やSNSに特化してビジネスを展開している銘柄などには物色が入る可能性が考えられます。また習氏の自動車関税の軽減などの報道を受けて収益性の向上を期待し、自動車関連にも引き続き強い買いが向かうと見られます。しかし、鉄鋼関連や米中に事業を展開している企業は引き続き警戒が必要です。

当コラム内でも何度もお伝えしていますが、《上昇してから買う》のは避けてくださいね。

もし銘柄選びが難しい!と言った方は、【ストップ高連騰狙い銘柄】などもご検討いただけると幸いでございます。

昨日から募集開始となっております。ぜひ一度チェックしてみてくださいね!

それでは皆様、本日もおきばりやす〜

執筆 だいもんじ恭平


■これ重要やでっ!!
┗━━━━━━━━━
【為替】
比較的底堅い動き。目先は109円台へ戻りを試すか。

【株式】
全面高となりそう。

【経済指標】
米・消費者物価指数 21:30
米・週間石油在庫統計 23:30

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