これまでとってきたリスクは報われるか
昨日まとめて売られた中小型株がしっかりと下げ止まり、それを確認した市場の雰囲気はまた一歩改善してきたようです。
シリアをめぐる地政学リスクが警戒される中で値動きは神経質な動きを続けていますが、SQ週の最終売買日であることをふまえれば本日は思いの外落ち着いた値動きだったかと思います。
ただし、全体としては小動きでしたが、おそらく見かけだけで内容的には売り買い交錯で相当なせめぎ合いがあったとみられます。
マザーズ市場では、そーせい、ミクシィ、サイバーダインなど時価総額の大きい銘柄がそろって年初来安値にある中、指数がしっかりと堪えたのは評価すべき点でしょう。
押し目拾いのタイミングは各銘柄によって異なるので一概には言えませんが、少なくともマザーズ銘柄は出直ってくる一角を狙って資金を投じていきたい流れがきていると思います。
足元では2月期決算企業の発表が本格化しており、良品計画(7453)と吉野家(9861)では強弱が分かれるかたちとなっております。
ただ、内容的には素直な株価反応が出ていますので日本株の先行きに対する不安も徐々に薄らいでいくことでしょう。
また、今晩からは米国市場でも決算シーズンに入ってきます。
手始めはブラックロックやウェルズ・ファーゴなど金融機関の決算発表からですが、直近の四半期の内容には少し興味が惹かれるところです。
特段の波乱要因などは無いかとは思いますが、今の時期はリスクがどこから降ってくるか分かりませんので、広く情報の網を広げておくのがよさそうです。
明日は寄付き後にオプションSQがあり、その後に中国の3月貿易収支が発表予定となっています。
貿易戦争懸念が後退したとはいえ、内容は一応目を通しておきたいですね。
まだまだ全体の商いとしては物足りないですが、明日のオプションSQの清算値が3月SQ値の21575円を上回ってくるかどうかは見どころになってくるかと思います。
きっとあすなろ銘柄の中にも不安のまま銘柄を保有されている方もいらっしゃると思います。方向性が確認できれば今後の方針を順次お伝えしていければと思いますのでお待ちください。
これだけ我慢の相場が続いてきたわけですから、通過後はリスクの対価として目の覚めるような上昇相場を期待したいですね。
【 人 生 の 格 言 】
『 最大のリスクは、一切のリスクをとらないこと。
非常に変化の早い世界で、唯一失敗が保証されている戦略はリスクをとらないことだ。 』
(フェイスブックCEO マーク・ザッカーバーグ)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
良品計画(7453)
吉野家(9861)
執筆:加藤あきら
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