投資家応援イベントは日本株再確認の好機
日経平均やマザーズなどの指数は小動きでしたが、個別株には値動きが出てくるようになってきました。
米国市場ではiPhoneの部品製造を受託する台湾のTSMCが下方修正して売られたアップルはじめ、半導体株の値下がりでNASDAQやSOX指数が弱含んでいたのが気がかりでしたが、しっかりと持ち直してきたのは心強かったですね。
その他にも米10年債利回りが再び2.9%を上回ってきたことや、不気味に上昇してきたVIX指数など懸念点はあるものの、原油価格の高止まりや為替のドル高など比較的リスクオンにつながりやすい好材料などもあって、見方としては強気と弱気の綱引き合戦がより強まってきたと言えそうです。
原油価格などはシリア周辺のイランをはじめとする中東情勢につながってくるので注意深くみておくと同時に、オイルマネーの復活で株高にも関わってきます。
とくに2月の市場暴落があった際、当コラムにも取り上げたことがありますが、サウジアラビアなどのオイルマネーが日本市場から抜けているという噂もあって、この資金の行方が気になっていました。
まず米国株に向かっていることが考えられますが、回りまわって日本株にも入ってくると思われます。
東証の4月第2週における投資主体別売買状況は海外勢が3週連続の買い越し、市場別ではマザーズ市場のみ売り越しでした。
どうりで中小型株の逆風がやたら強く吹いていたわけですが、今週前半がマザーズ指数の年初来安値でしたので、そこが買い場になったという感じでしょうか。
足元では主力株中心の買い戻しが優先されそうですが、中小型株はまず仕込みの段階、買い進むのはその後に出番がやってくるとして、とにかく5月・6月を見据えて買いの時期と言えるかと思います。
そもそもですが、未だに国会は野党の審議拒否で空転を続けており、最近ではG20出席よりもセクハラ問題を優先しろという追及をしている始末です。
もちろんセクハラは悪事ですが、財務官僚の不祥事と国の命運を賭けた重要外交を天秤にかけること自体がおかしな話だと思います。
安倍首相はじめ麻生財務相、黒田日銀総裁には外交で国内政治の暗雲を取り払ってほしいところですね。
日本の政治が安定化すれば海外も個人もこぞって割安な日本株を買ってくることでしょう。
そして、もうご存知かと思いますが、ただいま【新・投資生活応援フェア】銘柄にちなんで様々なフォロー・サポート施策を行っています。
大変なご反響で、順番にご相談・ご要望の返信ならびにアフターフォローを作成しております。予想以上の数に驚きを隠せませんが、必ずご期待に応えられるように取り組んでまいりますので、お待ちいただければと思います。
市場不安は尽きないですが、今回の投資家応援イベントを通じて改めて日本株は有望な投資先であるという思いを強くしております。前を向いて取り組んでいきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『 ひとつの側面だけを見て企業を評価するのは実に短絡的です。
投資判断をするときは全体を見る必要があります。 』
(アマゾンドットコムCEO ジェフ・ベゾス)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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