-大多数と同じ心理-
あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。
先週は日経平均が約1ヶ月ぶりに22,000円を越すなど底堅い値動きとなりましたね。
徐々に投資家のセンチメントも回復に向かっていると思われますし、売られすぎた銘柄には資金が入って来やすいタイミングかと思います。
今のような相場で買い向かうのは怖いという印象をお持ちの方も多いことでしょう。しかしITバブルの後もリーマンショックの後もチャイナ・ショックの後もブレグジットの時も、みんな怖かったのです。ほとんどの投資家が損切りさせられました。また金縛りにあって買い注文を入れることが出来なかったと思います。
「日本はこの先どうなるのか・・・」「ヨーロッパの破綻だ」等と言った報道ばかりでしたね。
ですがその後の株価はどうなったでしょうか?
リーマンショックの後こそ民主政権が何もやらなかったため株価はぐずつきましたが、
アベノミクス以降相場は一転して回復しました。市場にはお金が出回り、企業の収益も向上。
その時、株式を保有していた方は《莫大な利益》を手にされていたと思います。
莫大な利益を手にするチャンスがあるからこそ、それなりのリスクも背負うわけです。
であれば、リスクを背負うタイミングは他の投資家の方々と逆である方が良いのです。
確かに学校であれば仲良し小好しでも良いかもしれません。
しかし株式市場は異なります。みんなと同じ行動を取っていてはほぼ勝てません。
お金を使った大人のケンカだと思って下さい。もちろん感情的になってはだめです。
これは実体験ですが、ブレグジット問題の時もトランプ相場のときも、私は買い注文を入れませんでした。しかしその際に儲けた元証券マンの方はこんな事を言ってきました。
「だいもんじ昨日はすごかったな!いいチャンスだったよ!儲かった!あんなわかりやすい場面無いよな!」
「えっだいもんじは買ってないの?マジかよ・・・」
これでした。
私はその時、大多数と同じ投資家の心理を持ってしまっていたのです。
しかし勝者は取るべきところでリスクを取った投資家でした。
リスクは取り続けて下さい。株式市場に参加する以上はリスクは付きまといます。
ですが、リスクに振り回されるのだけは避けて下さい。
そうすれば、勝利する瞬間は訪れると思います。目先の値動きに振り回されて投資判断が狂うのはまずいです。
それでは皆様、よい週末を!
執筆 だいもんじ恭平
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