★ゴールデンゲートブリッジ特典★【GW版】初夏に狙いたい銘柄あれこれ。
この大型連休はゴールディンウイークと呼ばれているが、来年の2019年は天皇退位、新天皇即位ということで、5月1日をこの年に限って祝日にするという案が出ているようだ。
そうなると、1日前後を休みにして10連休も可能になるため、消費税増税を前に大型の消費喚起を起こそうという目論見なのだろう。
確かに休日が多くなって外出する機会が多くなれば、金額の大小はあるにしても誰もが旅行や外出で何らかの消費をするだろうから、日本経済にとっては良いのかもしれない。
そして、旅行などでさらに日本経済の潤いが期待されるのが昨今のインバウンド対策だ。
2020年の訪日外国人旅行者数4000万人突破に向け、観光庁が国内の受け入れ環境整備を加速。
満足度の向上による旅行需要の拡大を狙い、観光案内所や公衆トイレの整備、手ぶら観光、宗教・生活習慣への対応力の強化などに対する支援を行っている。
今後はこれら関連銘柄に物色が向かう可能性があり、中でも注目したい銘柄を2点、紹介しよう。
まず、旅行者にとって嬉しいサービスとして「手ぶら観光」の推進がある。
これは荷物を持ち運ぶ不便さを解消し、消費や訪日リピーターを増加させたい考えだ。
宅配サービスを活用し、国土交通省が認定する「手ぶら観光カウンター」を拠点に、一時預かりや、空港・駅・ホテル・自宅への配送サービスを推進する。
これにいち早く参入したのがヤマト運輸(9064)、その他には、宿泊施設と空港間の手荷物当日配送サービスのAirporter社に出資するBEENOS(3328)だ。
宿泊施設において、手荷物の一時預かりサービスは旅行者に喜ばれるサービスである一方、溢れる荷物が宿泊施設の景観やブランドに影響を及ぼしているという声もある。
こういった「荷物を預けたい旅行者」と「荷物を預かりたくない施設」のジレンマを解消するために開発された、手荷物当日配送サービスは今後も需要が続きそうだ。
ヤマト運輸(9064)は決算発表を受けて高値更新。順張りが効きそうだ。
BEENOS(3328)は4月の決算発表で大幅増益となるも出尽くし売り。今は良い押し目を作っている。
あとは東南アジアからの旅行者増加に伴い、ムスリム対応の強化も急がれていてムスリム関連にも注目。
ムスリム(イスラム教徒)人口は世界人口の約4分の1を占める約19億人とされ、食事(ハラール認証)・礼拝に係る受入環境の整備は重要だ。
そこで見ておきたいのが丹青社(9743)で、同社はムスリム向けの組み立て式礼拝室を拡販している。
しかも業績好調で、先日発表された中期計画では受注残高は過去最高レベル。
需要インパクトの大きい「カジノ」実現に向けたIR実施法案の国会提出も迫り、今年も目が離せない銘柄だ。
以上が注目のインバウンド関連。
ここから話はガラリと変わるが、もう1点注目している銘柄がある。
日本工作機械工業会が直近で発表した工作機械受注額が史上最高額を更新したことを受け、牧野フライス(6135)を監視しておきたい。
同社は金型向けマシニングセンターや放電加工機を軸に展開する大手で、自動車業界向けの拡大で増益が有望。
株価は2月の暴落に巻き込まれる形となったが、現状は底打ち反転。株価は暴落前の元の水準に戻る可能性が大いにあると見る。
最後に連休明けの相場だが、日経平均は2月下旬以降のもみ合い上限ラインを超えたため、新局面に乗り出す可能性がある。
連休明け後に2万2659円超に進むと、2月5〜6日に空けた日足のマド埋めとなる。
こうなれば、出遅れ株は出直り色を強め、相場は完全に復調となりそうだ。初夏の相場の視界は一気に広がっていくだろう。
それでは今日はこの辺で。
来週もお楽しみに。
【紹介銘柄一覧】
丹青社(9743)
牧野フライス(6135)
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