【GW最終日SPスコープ】

GWも最終日となっております。
皆様のご資産形成のお役に立てばと思います。

三信建設工業（1984）[ジャスダック]

同社は、土木木工事の専門会社で注入工法やアンカー工法、地盤改良工事に実績があります。地盤改良工事では地盤注入、急速浸透注入、高圧噴射、機械撹拌、締固め、熱処理など一貫して行う。その他にも斜面安定・補強土、山留め、地下水対策、構造物補強、土壌・地下水汚染修復など幅広く対応しています。いつ発生するか分からない自然災害に対応していきます。私達にとっても身近な企業です。

同社は、4月20日に株主提案権行使に関する書面受領のお知らせと題して、議案の内容を開示しております。提案された議案概要は、余剰金の処分に関する件で議案要領は普通株式1株につき金130円を配当するというものです。同社は財務基盤もしっかりしており、負債に比べ、利益剰余金の多さが光ります。配当狙いの個人投資家の買い需要にも繋がると見られます。まだ実施されていないうちに狙っておきたい銘柄ですね。

日々の出来高が少ないのが気になりますが、注目すべきは中長期のチャート形状が非常に安定的に形成されている点です。注目度がまだ低い分、2月の暴落局面においても大きなダメージはありませんでした。また時さかのぼって2013年9月の相場に目をやりますと出来高と株価が急激に上昇しているシーンが見受けられます。急上昇後の戻り局面でも大きく値を崩すこと無く推移してきています。だいたい半値くらいまでゆっくりと需給改善へ調整を重ねてきた経緯もあるゆえ、上値は軽く大相場を演じる期待も高まります。


【同社担当者に今後の見通しや決算内容について聞いてみた！】
同社グループの場合、地盤注入工、アンカー・斜面安定工、地盤改良工等の特殊基礎土木の専門工事に特化し、V-JET、マルチファン、グランドフレックスモール、CPGガイドアーク、ハイスペックネイリングなどの時代のニーズに合った新技術の開発及び改良を行い、固有の技術力の向上を図りながら相応した事業規模で「選択と集中」を戦略として堅実に成長していきたいとの事です。他にも、CPG、WILL、MITS、トンネル裏込注入などが国土の復旧・復興及び震災対策並びに国土強靭化に伴うインフラ整備に貢献。受注工事高、完成工事高及び利益等の事業計画達成に向け取り組んでいるとのこと。前連結会計年度に横浜営業所を開設し、直受工事を中心とした受注活動の拠点として活動も行っており事業規模の拡大も図っているとのことでした。

三信建設工業（1984）[ジャスダック]

株価：541円
業種：建設業
単元株数：1000株
PER：18.03倍
PBR： 0.88倍

執筆：加藤あきら