ひさしぶりの調整到来 耽々と仕込み場を狙え
昨晩の海外市況。
欧州株は堅調だったが、
米株は3指数揃って下落し、NYダウは178ドル安。
前日は300ドル超の大幅高で、25000ドルの大台回復となったが、
大台到達の達成感から利益確定売りが出た模様だ。
昨日開催された米韓首脳会談において、
トランプ大統領が「米朝首脳会談が6/12に開かれない可能性」を示唆。
不透明感が強まったことが相場の重し。
さて、こうした海外市況を受けた本日の日本株。
寄付き後はやや強めの印象を受けたが、
為替の円高傾向と共に先物に売り仕掛けが入った。
前場の日経平均株価は下げ幅を拡大し、247円安。
日経平均株価は3/26に「20347円」の安値を付けて以降、
5/21には「23050円」まで一本調子に上昇。
約2か月間、特段の波乱もなく上昇していたことから、
ある程度の調整局面があって当然であろう。
先日のコラムでは、
「出来高の伴わないブレイク(節抜け)を信頼しすぎるのは良くない。」
こう指摘させていただいた。
私のコラムを日々ご覧いただいている諸君は、
しっかりと利益確定を入れつつ取り組み、
ポジション量を抑えることが出来ていることだろう。
目先の日経平均株価の下値目途は、
2月以降の強い抵抗帯であった「22500円」となる。
25日線もほぼこの水準ではあるが、
ここまでの上昇幅を考えると、
必ずこの水準で下げ止まると考えてはならない。
下がったからと言って安易に買うのではなく、
しっかりとチャート形状が整うまで待ち、そこから買いを入れること。
短期でリバウンドを狙う場合は、
ロスカット水準を明確に設定し、遵守すること。
これが負けない投資の秘訣である。
今日のチャートチェックはここいら。
菊池製作所(3444)、セレスポ(9625)、オプトエレクトロニクス(6664)。
執筆 相場師 徹兜
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