-次なる押し目狙いのため、利確でCPに!-
あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。
まずは、昨日のNY市場の動向からです。
ダウ指数 +52.40ドル 24,886.81ドル (5/23 終値)
NASDAQ指数 +47.500ポイント 7,425.955ポイント (5/23 終値)
S&P500 +8.85ポイント 2,733.29ポイント (5/23 終値)
昨日の欧州主要指数は軒並み反落。新興国市場も軒並み下落。昨日の日本市場の引け後に為替相場が急激に変動。対円通貨ペアが軒並み円高となりました。国内では、原発の一部に腐食による穴が見つかったなどの報道がなされており、株安円高へ影響しているものと見られます。またNY市場は軒並み反発。5月のFOMC議事録で利上げペース加速のヒントが得られなかったことなどを受け、安心感から株式が買われました。引き続き、世界的な重要人物の「やる、やらない」の発言に注視する必要がありますが、焦点は「米朝首脳会談」になると思われますので、引き続き今の相場の本質を見極める必要があるでしょう。
個別銘柄ではInter(INTC)が1.4%の上昇。VIXショックの暴落が逆に功を奏した形。直近高値を更新し続けています。その他McDonald(MCD)+1.36%、Coca-Cola(KO)+0.36%、NIKE(NKE)+0.04%など個人消費関連は引き続き安定的な動きを見せています。また金利引き上げ鈍化の思惑により、Caterpillar(CAT)、Boeing(BA)などもしっかり。VISA(V)などもInter同様にVIXショックの暴落の影響もほとんどなく、新高値更新と強い。ただし、ここ最近の相場の動向を見ると『順調に上昇している銘柄』が売り仕掛けの対象となりやすいです。警戒も必要と言えるでしょう。
足元の為替ドル/円相場は110円前後で推移。米長期金利は3%台を割り込み、リスク商品への積極性が後退してきています。これにより、ドル買い圧力が後退。一時109円60銭付近までドルが下落。また冒頭でお伝えした、今年の米利上げペースの上昇期待が弱まったこともドル売り圧力となっている模様。今後も為替の急激な変動に注意する必要があるでしょう。
昨日の日経平均は270.60円安の22,689.74円で取引を終えました。昨日お伝えした通り、2月のVIXショックによる暴落から実に約3ヶ月ぶりの節目回復となったことで、利益確定の売りが優勢になりました。この価格帯では仕掛け的な売りによる相場変動にも注意が必要です。
個別ではリクルートホールディングス(6098)や東京エレクトロン(8035)などが引き続き強い展開。これまで指数を牽引してきたファーストリテ(9983)が大幅下落。またソフトバンク(9984)やファナック(6954)なども大幅に下落して指数を押し下げました。今週、来週にかけては、米市場の動きとやや離れた展開になる可能性があります。この価格帯付近では、もう一段の調整も出る可能性がありますので、NY市場が上昇していたとしても日経平均の急落には注意する必要があるでしょう。
マザーズ指数は、0.70%の下落で取引終了。これまで自律反発のような形で持ち直して来ていましたが75日線で一旦利益確定優勢となっているようです。日足チャートで確認しますと、上昇の目処としましては、引き続き75日線付近が意識されてくるものと見られます。この75日線をしっかり上抜けると、短期的に上昇は継続するものと見られます。
いずれにしても、日米ともに節目達成感からやや利確売り優勢となっています。すでに利益が乗っている銘柄をお持ちでしたら、一旦利益確定されて、次の押し目を狙うためキャッシュポジションを増やしておくのも1つの手かと思われます。フットワークの軽さも重要になるかと思われます。
繰り返しとなりますが、『チャンスが来た』のに『キャッシュが無い』というのは投資家としては本末転倒かと思われます。特に信用でパンパンに張っている方は、一部ポジションの調整されるのもご一考かと思われます。
それでは皆様、本日もおきばりやす〜
執筆 だいもんじ恭平
■これ重要やでっ!!
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【為替】
利上げペース鈍化観測でドル買い圧力後退。
【株式】
利益の乗っている銘柄は一旦利確。信用取引でめいいっぱいポジション取っている方は一部調整も視野に。
【経済指標】
米・中古住宅販売件数 23:00
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