株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-05-30 09:00:00

加藤あきらの投資戦略室

【緊急】加藤よりフォロー配信

おはようございます。

朝の寄付き前から緊急でお伝えしたいことが出てまいりました。

最近の相場が不穏な動きになっており、ご不安の会員様も多くいらっしゃることと思います。

月曜日に休場だった昨晩のNY市場は一時500ドル以上の下落に見舞われ、市場が騒然としております。

為替や先物の動向を見ると、直近のコラムでも書いた売り仕掛けの色合いが濃いですが、下落要因はやはり後付けで出てくることになりました。

【端緒は欧州リスク】

発端は今週始めの5/28に書いた加藤コラムでも取り上げたイタリア格下げのニュースにつながる南欧の政治リスクの再燃です。

直近の市場リスクとして意識されてきた米朝首脳会談や米中貿易戦争懸念でもなく、ましてや日本国内の加計学園問題などでもなく、イタリア・スペインの政治混迷によるユーロ離脱の懸念が市場の不意を突きました。

3連休明けの米国市場ではVIX指数が17ポイント台へと急騰、為替のドル円は直近高値の111.39円から108.11円まで急落してリスクオフに傾いています。

イタリアではポピュリズム政党の台頭で今秋にも再選挙の可能性が浮上し始めましたが、2016年の英国のEU離脱選挙のトラウマがフラッシュバックした形かと思われます。

【仕掛けはあくまで仕掛け】
とはいうものの、直近の空売り比率が6日連続で40%超えを示すとおり、為替・先物主導での売り仕掛けの側面が非常に強いと言えます。

昨日のコラムで書いた日経平均の22000円割れは昨晩の時間外のうちに達成、安値は21925円まで掘り下げています。

警戒しておきたいのは個人投資家の信用追い証回避による投げ売りで、昨日時点ですでに前日の3倍近くに膨らみ始めました。

とくに一昨日・昨日と続けて薄商いでしたので、狼狽売りが相次いだ状況と言えそうです。

【本日から明日にかけては底打ちを探る時機】
日経平均の一目均衡表では今週が雲のねじれで変化日前後となり、相場が大きく動く起点になりやすい日となります。

目先は下値模索と底打ちのタイミングを探る時機にあるといえ、先に調整に入ってきている日本株は底打ち後に上目線に転換すると考えられます。

年初からの推移を辿ると2月中旬のVIXショック、3月下旬の米中貿易戦争リスク、そして今回の欧州ショックで下値を確認すると『逆三尊・トリプルボトム』の形成となり、相場の大転換のシグナルとなります。

【天与の買い場はまだ】
明日にかけてのところで追証発生による狼狽売りがさらに加速するとみられますが、発生からまだ日も浅く、加えてセリングクライマックスには程遠い状況にあります。

以前のコラムでも書きましたように持ち直しの動きがみられてくるのは6月のメジャーSQにかけてのところで、それまでは個別で突っ込んだところも手を出さないスタンスがよいかと思われます。

6月入りと同時に突っ込み買いに動いていけるかを判断することとなりそうです。買い場到来の際は直ちにお知らせしますので、足元では狼狽売りだけは避けましょう。

【チャンスであることに変わりはない】
個人投資家にとっては逆風と言える状況に見えるかもしれませんが、逆三尊が示す買いシグナルは強烈です。

相場の反転を探りつつ、積極的な仕込み場を逃さないようにしていきましょう。

上記にも記してきましたように来週は満を持しての仕込み場となってくる可能性が濃厚です。

中でもあすなろが只今イチ押しの【キングファルコン銘柄】は来週水曜日の公開予定で、どん底狙いをつける可能性が出ております。

こういった時こそ中長期的な目線を持ちながら、仕込み場を逃さないようにしていきましょう。


【 人 生 の 格 言 】
『相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく』
(アメリカ著名投資家 ジョン・テンプルトン)

執筆:加藤あきら

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