株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-05-31 10:30:00

相場師徹兜の鉄株

MSCIのリバランスで一稼ぎ

あすなろ会員の諸君、ごきげんよう。

本日は5月相場最終日。
大引けでMSCIのリバランスがあるため注意しておこう。

今回の定期見直し(リバランス)では、
全体でみると3000〜3600億円の資金流出超。
つまり売り要因だ。

・買い需要発生上位
サイバーエージェント(4751)約281億
小林製薬(4967)約230億
東京センチュリーリース(8439)約141億
SGHD(9143)約121億
等々

・売り需要発生上位
トヨタ(7203)約1106億
三菱商事(8058)約232億
ホンダ(7267)約151億
等々

指数から除外となったミクシイ(2121)は約76億の売り需要との試算。

MSCIに新規採用となった銘柄には買い需要。
指数からの除外となった銘柄は売り需要が発生する。
また指数の組み入れ比率が下がればその分売り需要が発生するという仕組みだ。

前もってファンド等の機関投資家がポジションを組んで行動しているため、
当日の値動きは必ずしも順方向になるとは限らないが、
証券ディーラー時代はよく引け前プレイで利益を狙ったものだ。

MSCIの場合は基本的に順方向で考えておき、
狙っている投資家が多いと考えれば逆方向を狙う。

当日・引け前の動き、板状況、引けの注文数をしっかりと把握しよう。

需給が読めないと難しいだろうが、
「こんな売買手法もあるのか」
といった程度の認識で構わない。

売需要の大きいトヨタで、
引け前の価格からかなり下の方に買い指値をいれて置く。
こういう方法も面白い。

当然この場合は持ち越しリスクも発生するから、
無理の無い範囲に留めること。
また、投資初心者にはお勧めしない。

ここまで相場の重しの一因であったMSCIのリバランス通過で、
6月からはまた違った展開が期待出来そうだ。

執筆 相場師 徹兜

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