地合い悪化で際立つ強い株
今朝方は大阪・京都の震度6弱の地震で騒然としましたが、被害に遭われた方はご無事でしたでしょうか?
災害時は何よりも身の安全が第一ですので、今後も二次災害などには十分にお気をつけいただきたいと思います。
私も2011年の東日本大震災で被災した経験がありましたので、普段お電話でお話している方にはお電話差し上げたりと、地震の心配と相場の心配と二重で衝撃を受けました。
こんな時に冷静に相場を振り返るのも不謹慎ですが、私どもに出来る限りのところで尽力してまいりたいと思います。
週明けの相場はやはり大きな流れには抗えず、日経平均は反落。先週の23000円トライで一気に上放れできなかった代償は大きかったようです。
今日は調整模様で幅広い業種に売りが広がり、お昼時点では値上がり銘柄数に対して値下がり銘柄数が3倍以上に膨らんでいました。
引けにかけては指数も戻りかけてきましたが、それでも戻りに鈍さが際立つ相場となりました。
たしかにマザーズ指数は6月6日に4月以来の安値を試してから日が浅いですし、地合いに押される銘柄が多かったのも無理ないことです。
一方で、こんな時に逆行高した銘柄や朝方売られてもすぐに値を戻してきた銘柄は要注目です。
強い銘柄というのはこの戻る場面でこそ顕著となります。
シンクロ・フード(3963)やインタートレード(3747)などは要チェックでしょう。
値がさですが、3月にご紹介したすららネット(3998)は本日2倍達成、また、お昼ごろになって高値更新したビープラッツ(4381)も特異な動きを示したものとみて、マークしておきたい株でしょう。
今回またしても下げの理由にされた米中の貿易戦争懸念などは織り込んでいるのかどうかわかりにくいですので、地合いに左右されにくい銘柄を選んでいくのがかえって攻めの一手となり得ます。
新高値をとっている銘柄は軒並み内需銘柄が幅を利かせていますので、ここは素直に内需銘柄を手がけていきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『私たちが売っている商品はベーシックカジュアルです。
流行に左右されない美的な服のことで、お客様が選んで、好きなように着こなすことができる。
そして、そういった服ならば国境も問わないし、年齢にも左右されることはない。
あらゆる人が買うことができる。
私たちが対象にしているマーケットは流行の服よりもはるかに大きなものです。』
(ファーストリテイリング創業者 柳井正)
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
シンクロ・フード(3963)
インタートレード(3747)
すららネット(3998)
ビープラッツ(4381)
執筆:加藤あきら
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