思惑で買って事実で売れ
ソフトバンク(9984)やファーストリテイリング(9983)の指数寄与度の高い銘柄が上下して日経平均も振れの激しい展開になっていますね。
米中の貿易摩擦が欧州へも波及することを懸念して欧州株が続落したように、世界株安の中でみると日本株は昨日一昨日と上がっていたからまだよかったです。
トヨタ(7203)も久しぶりに大きな下落となりました。もしかすると日本もトランプ米大統領の標的になるのではないかとの不安から景気敏感株が売られやすいのかもしれません。
その反面、内需株などのディフェンシブセクターは下げ幅は小さく戻りは早いといったことで、高値更新する銘柄が多くみられている状況です。
あすなろの単発スポット銘柄は2月の市場ショック以降で内需株、あるいは外部環境の影響ができるだけ小さな銘柄を選定してきましたので、今日のような相場でも案外しっかりした動きでした。
中にはストップ高となった【桜花爛漫テンバガー銘柄】などをはじめとして、本日公開された【社長大石VIP昇格銘柄】なども早速良い動きを示しました。
どちらもこれからの思惑材料で期待が大きいですね。
思惑を持った銘柄というのは投資家の注目度も高くなり、出来高も凄い上に、当然株価のボラティリティも急上昇しがちです。
株価の上下の振れ幅が大きくなれば、これまた利益獲得の機会も多くなります。
ただし、高ボラティリティ銘柄というのはその分振るい落とされるリスクも大きいという特徴があり、普段はなかなか手を出しにくいのが現実でしょう。
しかし、こういう銘柄を株価の上下が小さく、出来高もそこまで多くない間に仕込んでおけると、いざボラティリティが大きくなったとしても慌てる必要がありません。
投資家の多くが注目している駅探(3646)のような銘柄も私がコラムで紹介した時はまだ株価が700円程度で、1日の値幅は10円に満たないくらいしか無かったのです。
圧倒的に多くの投資家さんが注目する思惑株というのは、ほとんどの場合が事前の注目度は低く、さらに思惑が出始めてから買うので無ければ下値リスクは低い銘柄になるのです。
すでに思惑が判明しているのであれば「もはや思惑株ではない」というのがあすなろの見解です。「思惑で買って事実で売れ」という相場格言が示すとおりです。
思惑相場は相場が始まる前に目をつけて、いかに安いうちにたくさん仕込めるかが勝負ですので、しっかりと投資していきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『 世の中の変化と市場は暴力的です。
そこでは自分の都合や自社の都合は一切許されません。 』
(ファーストリテイリング創業者 柳井正)
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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