株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-07-02 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

市場の目線はEUから中国へ

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

先週末の後場から引けにかけての動きは良かったですが、本日は利食い優勢の展開になりました。

為替円安でスタートした朝方の動きは悪くありませんでしたが、やや上値の重たさを感じさせるようなところがありました。

粘ってはいたと思いますが、力強さに欠けたので、後場はなし崩し的に中国市場の軟調に引っ張られて連れ安してしまったところがあったようです。

物色の流れは、為替の円安で内需から外需に向かう動きもみられましたので、これで売り込まれていた外需株にも底値反発の動きが出てくるようであれば、全体の持ち直し機運も高まってくることでしょう。

さて、先週に異例の早さでの梅雨明け宣言となったわけですが、日本市場はいまいちスッキリとしませんね。

今朝の日銀短観はじめ各国の経済指標もまだら模様で先行きを懸念する投資家の声も多く聞かれるようになっています。

たしかに年初からみると、次々にネガティブ材料が提供されてはそれを織り込んできましたので、相場の前提もだいぶ見直されているかもしれません。

日経平均のPERやファンダメンタルの評価などは今のところ機能しておりませんが、需給相場を抜け出すまでは辛抱強さが求められるでしょう。

需給面でみれば6月の中旬以降、ずっと空売り比率が40%超えの高い水準を維持していますので、まだまだ要警戒です。

これまで一貫して買われてきた食料品株や化粧品株などの下げ幅が大きくなっておりますので、相場の流れが変わることも意識していきましょう。


【 人 生 の 格 言 】
『 未来を語る前に、今の現実を知らなければならない。
  現実からしかスタートできないからである。 』
(ファーストリテイリング創業者 柳井正)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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