トランプ発言の真意と夏相場
週明けの本日は朝方からじり安基調での推移で、なんとも重苦しいムードが漂いましたね。
先週の後半から為替は直近でドル円が2円以上も円高に振れるなど、まさにトランプ発言恐るべしの展開でした。
米国を巡る通商摩擦問題が引き続き懸念材料として燻っているとみられますが、また米国中間選挙の予備選が近いこともあって、気まぐれ的要素が強いのではないでしょうか。
7/24に予定されているジョージア州予備選は農作物栽培などもさかんで、今後の通商に係わってくる比重も大きいほか、2016年の大統領選ではトランプ氏の票田にもなっているところです。
これらを意識したものだとすれば、日経平均の300円安は最近上昇した分を吐き出したというのが実態でしょう。
直近で上昇していた主力株からの資金シフトが早晩起こるというのは再三お伝えしてきたとおりですが、やはりきました。
指数をけん引してきたファーストリテイリング(9983)が大幅安しました。
一方、しっかりしていたのはトレンドマイクロ(4704)という『ウイルスバスター』のセキュリティソフトを扱う会社で、逆行高のプラス寄与トップとなりました。
さらには銀行株の面々、JT(2914)などこれまで売り込まれていた銘柄を拾う動きが顕著になっています。
先週末金曜日のコラムで書いたばかりのアライドアーキテクツ(6081)なども早速10%以上の大幅上昇となってよかったですね。
その他のテーマ系銘柄もしっかりとしていて、全体の地合い悪化に引っ張られることなく足腰の強さを感じさせました。
学校なんかは夏休みに入ってきましたけど、これからの中小型株は楽しみが尽きないと思います。
今年前半の相場を考えると、夏枯れ相場で・・・なんて言ってる場合ではありませんから、しっかりと取り組んでまいりましょう。
株価がざわつき始めた歯愛メディカル(3540)や大泉製作所(6618)などしばらく見ていなかったところも動き出してきました。
かつて噂のあった銘柄やずいぶんと売り込まれて下値リスクが少なくなっている銘柄など探せばいろいろ見つかりますので、自分が見ていない銘柄にこそ目を向けていきましょう。
私も7月にマザーズ指数が安値つけたところからは血眼になって銘柄探ししています。
【 人 生 の 格 言 】
『 願望と実態は天と地ほどの差がある。 』
(ニトリHD創業者 似鳥昭雄)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
トレンドマイクロ(4704)
JT(2914)
アライドアーキテクツ(6081)
歯愛メディカル(3540)
大泉製作所(6618)
執筆:加藤あきら
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