株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-08-21 13:00:00

相場師徹兜の鉄株

見せ玉を見破る

あすなろ会員の諸君、ごきげんよう。

本日、徹兜メール会員推奨銘柄にて、
残念な出来事があったので報告しよう。
(※取組みは続いているため銘柄名は伏せる)

同銘柄には引成注文で1万株の買いが1件入っていた。

引成注文とは、
文字通り「引け」で「成行」を行う方法。
前場・後場の終値が決定される際の最終売買を引けと呼び、その際に執行される。

さて、本題に戻ろう。
この1万株の引成買いの影響もあり、
前引けの想定終値は現値より、
3〜4円程度高い価格が想定されていた。

当然その状況を見た投資家は、
その価格差の鞘を取りに行こうと動くのが通常で、
現値で買って引けで売りを出すといった売買をする投資家が出てくる。

だが結果として、
引ける数秒前に引成買いは取り消され、
手前の現値より1〜2円安く引けてしまった。

この引成注文の取り消しも一種の「見せ玉」で、
この注文を出しつつ、
自分の売り玉を捌いていた場合は完全に犯罪行為となる。

また、自分の玉を捌いていないとしても、
寄り付き前・引け前の注文取消しはかなりグレーな注文となるため、控えよう。

正直これは、通報案件なのだが、
その引け注文の取り消しで損を被ったからと当局に通報しても、
その損失が補填されることはない点には注意しておこう。

もし、証券ディーラーがそんな注文を出そうものなら、
即クビになってもおかしくない。
つまり、恐らく個人投資家の犯行だが、
今は普通に証券会社から確認の電話がかかってくると聞く。
諸君は絶対にやらないように。

だが残念なことに、法で規制されていたとしても、
結局は見せ玉に釣られた方が悪いとなってしまう。

つまり、見せ玉らしき注文は自分で見抜いて、
避けられる判断力が必要だ。

その際のポイントを超簡潔に教えよう。

「1件で大きめの注文が入っている場合。」

これが消えそうな注文によくあるケースだ。

執筆 相場師 徹兜

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